因果関係に錯誤がある場合に故意は認められるか。
思うに、故意責任の本質は犯罪事実を認識して規範の問題に直面し反対動機が形成可能であるにもかかわらず、あえて犯罪行為に及んだことに対する道義的非難
規範は構成要件の形で与えられている。
そして、因果関係も構成要件要素であるから責任主義の観点からその認識が必要
法定的符合説からは認識事実と発生事実が同一構成要件内で符号していれば故意責任を問うことができる。
したがって、認識した因果経過と発生した因果経過が相当因果関係の範囲内で一致していれば、故意が認められる