4日目・5日目
とにかくショックで、なかなか笑顔になれない。 なんで許してあげられないのか。 彼の両親の前では、哀しくても笑顔で振舞うので精一杯。 多分お母さんはそのことは分かっていたのかな。 ある日、私は、彼のお母さんがやっているフラ教室を訪れた。 気分転換にフラを観ることにした。 この日は、小学生のクラス。 何人かの子たちは、日本からきている子供たちだ。 白人と日本人のハーフの女の子は、私が通っていた頃、日本語の先生をしていたちひろ先生の娘さんで、目が合うたびに笑顔をくれた。 私も笑顔で答えた。 小学生たちは、かわいかった。 小さなしぐさまで愛らしくて、天使のようであった。「私もこんな時期あったっけ。」ちょっとだけ、彼のことを許してあげようと思った。
フラが終わり、彼のお母さんとアラモアナへ行き、買い物をした。 Macy’sへいったり、Sephoraにいったり、化粧品を探しに楽しい時間を過ごすことができた。テクテク歩き、そろそろ帰ろう。って時に、「Hi Keiko」と懐かしい顔が!! 彼のいとこであり、同じ高校だったクリスティーンと名前を忘れちゃったけど、同じ高校だった韓国人の女の子と会った。 クリスティーンとは、Mayday(高校のイベント)で、二人でフラを踊り、とても仲良くしてくれた後輩。 色々な話に懐かしさを感じ、話し込んだ後、「バーイ」といってハワイアンあいさつのキスをした。(キスってほっぺとほっぺです。)
長く話したこともあり、スタバで飲み物を買うことにした。 キャラメル・マキアートとアイス・カフェ・モカのグランデを頼み、いすに座って、お母さんと一緒に語りながら飲んだ。 そのときに、彼とのことを聞かれた。 何も言えず、黙っていたから、やっぱりわかっちゃったかな。でも、お母さんは、沈黙をとぎるように色々話してくれた。そして、「毎日祈ってるわ。 あなたたちが結婚をすること。それだけが私の唯一の願いなの。」と・・・ 心が苦しかった。 「本当に愛してるわ。」一生懸命涙をこらえた。