本日5月15日は、アメリカの統治下にあった沖縄が本土に復帰した日です。第二次世界大戦の終結から1972年5月14日までの27年間、沖縄は米軍統治のもとにありました。今年は復帰から52年です。

 

現在、〚日本たばこ産業株式会社〛のもとに【公益財団法人 たばこ総合研究センター】(TASC)が設立されています。そこでは季刊誌【たばこ史研究】を発行しています。

 

昨年2023年12月号に、琉球政府の時代に販売していた〈琉球たばこ〉の中から【記念たばこ】についての拙文が掲載されました。今回は掲載された【たばこ史研究 № 158】をご紹介します。

 

今回掲載の拙文は、〚たばこ史研究 № 155〛に掲載された(民営煙草会社の概要)についてご依頼を受けた時に書いていました。(琉球記念たばこ)の部分は(民営煙草会社)とは話題が異なるため、今回独立して掲載されています。

 

これまで〈琉球たばこ〉についての拙文は【たばこ史研究】に2回掲載され、今回は3回目となります。この3回で〈琉球たばこ〉について、大まかな事はご理解いただけるのではないかと思います。

 

 

 

 

終戦後の沖縄には、〚奄美〛〚沖縄本島〛〚宮古〛〚八重山〛の4群島にそれぞれ知事がいて個別に運営されていました。米軍主導のもと、1952年4月1日には4群島を統括する〈琉球政府〉が樹立しています。

 

当時、煙草の製造販売について〈琉球政府〉では本土のような専売制を考えていました。ところが、自由経済の浸透しているアメリカの許可は下りません。そこで島内に民営のたばこ会社が設立されています。

 

そこでは〚日本専売公社〛の製品とは全く違う、独自の銘柄が多数存在していました。それらのパッケージを土台として、(記念たばこ)や(標語入りたばこ)(広告たばこ)が用意されています。

 

アメリカの統治は27年間に及びます。その間に用意された(記念たばこ)や(広告たばこ)の種類は膨大で、<たばこコレクター>の食指を刺激します。今号ではそのパッケージデザインをご紹介しながら、簡単に解説しています。

 

 

 

 

 

         これまで当ブログでご紹介した【たばこ史研究】のページです

 

  平成31年2月の【たばこ史研究】(№ 147)には〈琉球煙草〉の概要が掲載されています。

      ”たばこ史研究”で琉球煙草の紹介 | アリタリアfujiのブログ (ameblo.jp)

 

 令和4年6月の【たばこ史研究】(№ 155)には〈民営煙草会社〉の概要が掲載されています。

 昨年6月の ”たばこ史研究” は沖縄たばこの特集でした:琉球たばこ | アリタリアfujiのブログ (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

 

            【たばこ史研究】№ 158  表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 拙文最初のページです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         琉球における、ごく初期の記念たばこの紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             引き続き発売される記念たばこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        記念たばことは違う(標語入りたばこ)の説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   最後は1968年以降に見られる(広告付きたばこ)の説明です

 

 

 

 

 

【たばこ史研究】にご興味のある方は〚財団法人 たばこ総合研究センター〛のホームページから

ご照会いただけたらよろしいかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  琉球民営煙草デザイン

 

ご紹介している資料の詳細は《琉球民営煙草デザイン》にてご確認いただけます。 手前みそ乍ら、小生の纏めましたデザイン集です。宜しかったらご覧ください。

 

こちらに掲載している資料などは、多くの民営会社のパッケージとともにいずれもデザイン集の作成の為にと貰ったものですが、ひとつの時代を物語る貴重な歴史の証人です。

 

 

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     国立国会図書館のほか、東京都立図書館、沖縄県立図書館にてご覧になれます。

 

僅かですが残部がございますのでご希望の方はコメント欄よりご連絡ください。詳細は当ブログの(プロフィール)欄より、メッセージ機能を利用したいと思っています。