1981年から日本専売公社では、B5判雑誌サイズで各界の著名人による対談やコラムが掲載された
小冊子が無料で用意されました。サイズは大きくて総ページ数31ページの簡単なコラム集です。
前回ご紹介したB6判サイズの【たばこと私】、また以前ご紹介したB6判サイズの【喫煙室】などの無線綴じとは体裁が異なり、こちらは中綴じで作られたB5判の雑誌サイズです。内容にもカラー写真が多用されています。
表紙は各界の著名人なのですが、当時のテレビや雑誌では良く顔が知られた、有名な方が飾っています。どうも1981年に配布された創刊号の表紙は ≪岡田真澄≫ 氏のようです。
初めは厚手の紙なので折れる事もなく、全体も厚くて立派な体裁の本です。昭和60年12月10日号
≪藤岡琢也≫ さんからは薄手の紙に変更され、全体的に薄くペラペラ感が否めず貧弱になりました。
表紙を飾られている方はどなたもたばこを手にされています。まずは喫煙者である事が求められたのでしょうか。皆さん揃って(愛煙家)の方々なのでしょう。今では考えられない事かもしれません。
私は日本橋、銀座、新宿、池袋にある、都内4か所の《たばこサービスセンター》を訪ねた折りに、カウンターに置いてある事に気がついた時には貰っていました。それでも6冊しかありません。来客者には人気があり、すぐに配布終了となってしまったのだと思います。
《たばこサービスセンター》へはよく顔を出していたのですが見かける事は少なく、発行されたのが何年までで何冊なのか、通し番号で何号まで続いていたのかも不明です。
Half Time №5
表紙 藤竜也 さん 昭和57年 3月20日
巻頭に ≪藤竜也≫ さんと ≪野際陽子≫ さんの対談が掲載されています。
Half Time №14
表紙 荻島真一 さん 昭和59年10月20日
巻頭に ≪荻島真一≫ さんと ≪市毛良枝≫ さんの対談が掲載されています。
Half Time №16
表紙 はらたいら さん 昭和60年 4月 1日
巻頭に ≪はらたいら≫ さんと ≪市毛良枝≫ さんの対談が掲載されています。
Half Time №17
表紙 三遊亭円楽 さん 昭和60年 7月10日
巻頭に ≪三遊亭円楽≫ さんと ≪高橋洋子≫ さんの対談が掲載されています。
Half Time №18
表紙 赤塚不二夫 さん 昭和60年10月15日
巻頭に ≪赤塚不二夫≫ さんと ≪高橋洋子≫ さんの対談が掲載されています。
Half Time №19
表紙 藤岡琢也 さん 昭和60年12月10日
巻頭に ≪藤岡琢也≫ さんと ≪高橋洋子≫ さんの対談が掲載されています。
今回より薄手の紙になりました。
巻頭を飾る対談が目玉記事と言えます。表紙を飾られている方がゲストと言う事のようで、対談相手は毎回同じ人物が継続していて、何号か出演されて相手を務めているようです。何回の出演で交代するのか、所持数が少ないのではっきりとした事は分かりません。
ネットで情報を得たところ、№28までは出版されていた事が分かっています。他に表紙を飾られた方は ≪№1岡田真澄≫≪№2藤本義一≫ ≪№6クロードチアリ≫≪№11宍戸錠≫≪№15井上大輔≫
≪二谷英明≫ ≪№28武田鉄矢≫ 各氏をはじめとする著名な方が毎号出演されていらっしゃいます。
私は《たばこサービスセンター》へ出かけた時には、カウンターに置かれていたサービス品はできる限り貰っていたのですが、こうしてみるとほとんどが欠落しています。
私が《たばこサービスセンター》へ出かけた時に見かける機会が少なかったと言う事なのですが、
人気が高くて品切れも早かったのでしょう。今思うと残念です。
以前ご紹介したコラム集【喫煙室】はB6判で厚い本の体裁でしたが、こちらは中綴じで雑誌形式の小冊子と言えそうです。参考に【喫煙室】のページをご紹介しておきますのでご参照ください。
喫煙室:専売公社のコラム本 | アリタリアfujiのブログ (ameblo.jp)
発行された日時を見ると、だいたい40年前後の年月が経過しています。当時私が貰っていたのは僅か6冊だけですが、表紙を見ると6名のうち4名の方が鬼籍に入られていらっしゃいます。あらためて時間の経過を感じさせられます。