この記事は以前ヤフーブログにアップしていて、今から5年前にアメーバブログに移行したページです。これまで表紙を掲載するだけで、執筆者は私でも存じ上げている数名を記載していました。
 
全員のお名前を掲載していませんでしたが、全面的に修正して今回全ての方のお名前を掲載いたしました。文章も加筆修正しています。そこで改めて本日の日付でご紹介します。すでに5年前のページをご笑覧いただいている方はご了承ください。
 
 
 
 
たばこの販売がまだ【日本専売公社】だった時代、私は販売中のたばこパッケージを集めていました。17歳の頃に集め始め、【日本専売公社】が【日本たばこ産業株式会】と社名が変わったあたりでやめました。(古い私には切手やコインなど、収集は官製品と言う感覚があったのです)
 
 
学生時代、東京在住の私はたばこの情報を集めるために都内4か所の《たばこサービスセンター》を順番に訪ね歩いていました。新宿、銀座、池袋、日本橋の4か所です。
 
中でも日本橋 高島屋にある《日本橋たばこサービスセンター》では相談窓口の男性職員が親切で、
若い私のくだらない質問にも懇切丁寧に対応していただき、最も足繫く訪ねていた場所です。
 
相談窓口が販売スペースとは別に用意されていて広く、戸棚には資料が多くて充実していました。
他の3ヶ所は相談窓口が販売スペースと併設で小さく、どちらかと言うと販売が主流でした。
私の古いパッケージなどのくだらない質問には「ここでは分からない」の連答です。
 
《たばこサービスセンター》と言うのは【日本専売公社】の顧客向けサービスカウンターのようなものです。相談窓口がありました。ガラスケースには〖記念たばこ〗や、地方でしか販売されない全国各地の〖観光たばこ〗のほか輸入たばこの全銘柄を取り揃えて販売していました。
 
全てではありませんが、地域限定の試験販売の銘柄まで何種類かは揃いました。試験販売の地域と
《たばこサービスセンター》でのテストマーケットの場合です。静岡と広島でテストマーケットが実施されていた ≪いぶき≫ は、都内の《たばこサービスセンター》でも販売していました。
 
都会的な新製品が登場した時などは、《たばこサービスセンター》だけでのテストマーケットもありました。≪ジョーカー≫ は半年間だけ全国の《たばこサービスセンター》でテストマーケットが実施されていて、その後全国拡大される事になります。

 
 
《たばこサービスセンター》では【喫煙室】と言うコラム集が貰えました。ソフトカバーですが総ページ数170ページ以上の無線綴じで作られていて、無料の冊子でありながら立派な体裁の本です。
 
第1号~第9号までが〚日本専売公社〛の出版で、第10号以降は〚日本たばこ産業株式会社〛が設立されてからの出版です。
 
日本専売公社では昭和40年より週刊文春にコラム欄を持っていて、各界の著名人に執筆を依頼していたようです。それらのコラムを一冊の冊子に纏めて、2年に1度の間隔で出版していました。
 
当時の文化人と呼ばれる人々や、噺家、俳優などです。著名な方と言うとある程度お齢を重ねられた方が多く、今読み返してみると初期の執筆者は多くの方が鬼籍に入られていらっしゃいます。

 
 
最初に【喫煙室】の存在を知ったのは地元の専売公社支局です。帰省中、20歳の時に第5号を貰いました。既に第1号~4号は配布済みで無く、第5号を配布中だったのです。
 
さっそく日本橋の《たばこサービスセンター》でも伺いました。そこではもう1冊第5号を貰っています。また、第4号も貰う事が出来ました。昭和52年の事です。その第4号はセンターの保存用で1冊しかなく、裏面には【日本橋 たばこサービスセンター】のゴム印が押されています。
 
 
《たばこサービスセンター》には、色々な印刷物が無料で置かれてます。ただ、【喫煙室】だけは
無料配布なのですがカウンターに置かれておらず、棚の中にしまわれていて「喫煙室が欲しい」と、
名指しの希望者のみに配布していました。
 
直ぐに無くなってしまうのですが偶然行き当たると貰っていました。そのため全巻揃っている訳ではありませんが、手元に残している本をご紹介します。第4号以降は全て《たばこサービスセンター》で貰った本です。
 
 
【その一方で、全国の主要市街地には《たばこセンター》がありました。大都市の《たばこサービ
 スセンター》とは違い一般のたばこ店を選定しています。日本たばこの他にも外国たばこなどの
 銘柄を充実させて〚日本専売公社〛の取扱商品が全て揃うように設置した普通のたばこ店です】
 
 
 
 
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 厚い本で結構読みでがあります。内容が軽いので帰郷の折り、よく電車の中で読んでいました。
 
 
 
                 第4号の寄稿者の方です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昭和46年に出版されていた【喫煙室 第2号】、及び昭和48年の【喫煙室 第3号】には古書店で出会いました。第1号から第3号は「古書店にないかな?」と考え、学生時代高田馬場に在住の頃からずっと古書店巡りの時に探していました。
 
 
 
             喫煙室 第2号   非売品
 
       表紙をめくると書名が書かれているだけで、カラーページはありません。
 
              昭和46年(1971年) 3月30日
 
 
SF好きな私が最初に読んだのは ≪星新一≫ 氏です。また ≪壇一雄≫ 氏のお名前は知っていました。他にも音楽家の ≪なかにし礼≫ 氏、イラストレーターの ≪真鍋博≫ 氏のほか ≪中村メイコ≫ 氏や、
≪殿山泰司≫ 氏など、総勢23名の方のお名前が並んでいます。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
           講談煙談                一龍齋 貞鳳
           タバコえすきす             殿山泰司
           たばここそ我が伴侶           秋山庄太郎
           メイコ・イン・ジャパン         中村メイコ
           たばこでの連想             星 新一
           たばこ随筆               多湖 輝
           煙草の旅                藤島泰輔
           おしゃれとタバコ            大関早苗
           灰皿もタバコの味のうち         小島芳夫
           タバコ有情               富田英三
           わが煙歴                池田弥三郎
           たばこと歴史              中屋健一
           吾が人生とたばこ            東郷青児 
           たばこについて思い出す事        立木義浩
           コロンブスの煙草            真鍋 博
           煙にそっている人生           草柳大蔵
           毒舌たばこ               藤原弘達
           休みのない汽車ぽっぽの煙        杉山吉良
           たばこを考える             水野 馨 
           タバコと人生              田辺茂一
           けむりの行衛              檀 一夫
           煙草と動物               戸川幸夫
           七センチの魔法使い           なかにし礼       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第3号   非売品
 
とても贅沢な造りで、こちらだけビニールカバーが装填されています。そのうえ扉には、たばこ関連の浮世絵が2点2ページ、カラーで掲載されています。ビニールカバーは他には見られません。
 
                昭和48年(1973年) 3月30日
 
 
≪三好徹≫氏、≪水上勉≫氏などの作家のほか、≪市川崑監督≫、≪芥川比呂志≫氏、≪富士真奈美≫氏などの俳優まで、総勢24名の方が執筆されています。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
          タバコとわたし              三好 徹
          父のたばこ                水上 勉  
          たばこ                  片山竜二
          役者とたばこ               宮口精二
          安煙草ハント               崎川範行
          スポーツマンと煙草            佐々木信也
          たばこと行儀               唐島基智三
          たばこのある生活             市川 崑
          目白三平とチェリー            中村武司
          タイ国見て歩き              神津善行
          想い出たばこ               富永一郎 
          煙歴五十年                藤浦 洸
          たばこのアクセサリー           和田夏十 
          ボクとタバコ               岡部冬彦
          スモーキングトーク            川上宗薫
          タ・バ・コ                佐藤愛子
          タバコと演技               芥川比呂志
          テンパイタバコ              福地泡介
          越し方煙草                富士真奈美
          たばことのつきあい            藤山一郎
          おくりものとしてのタバコ         上坂冬子
          海と煙草                 霧島洋子
          愛煙喜縁                 清水 崑
          どうもどうも               高橋圭三              
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第4号   非売品 
 
扉はカラー1ページで【Smokin’ Clean】のイメージ写真、裏面は専売公社のコマーシャルです。
 
昭和52年、日本橋の《たばこサービスセンター》で第5号と一緒に貰った本です。すでに在庫がなく、この本はセンターの保存本でした。裏には【日本橋《たばこサービスセンター》】とゴム印が押されています。そう言えば「何とかもらえませんか?」と、職員の方にお願いした記憶があります。
 
              昭和50年(1975年) 3月 1日
 
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                   執筆者 (敬称略)
 
          私のたばこ歴               古賀忠道 
          煙草と私                 今井 正
          たばこ余聞                楠本健吉
          旅と煙草                 藤本義一 
          煙草と私                 阿川弘之
          暮しの中のタバコ             犬養智子
          タバコと人権               石垣純二
          思い出の煙草               三浦哲朗
          けむりと灰                吉行淳之介
          女とタバコ                恩地日出雄
          酒と旅と煙草               佐々木久子 
          ゴルフとタバコ              山藤章二
          たばこのウマイ時             イーデス・ハンソン
          ムツゴロウ愛煙記             畑 正憲
          ぼんやりゆらり              近藤日出造
          三べんまわって              三木鮎郎
          煙が眼にしみる              井上ひさし
          我が苦闘時代のたばこ           赤塚不二夫
          紫煙お笑い草紙              市川三郎   
          タバコの中の故人             宮 柊二 
          終戦直後とタバコ             藤倉修一
          タバコ四方山               池波正太郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第5号   非売品
 
扉にはたばこパッケージで作られたペーパークラフトの作品がカラー掲載されています。たばこの空箱を何枚も組み合わせて作った〚傘〛が大流行していた時代です。地元の専売公社支局で一冊貰い、《日本橋たばこサービスセンター》でも貰いました。
 
              昭和52年(1977年) 3月20日  
 
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SF好きな私が興味を持った方は、≪半村良≫ 氏です。他にも ≪奈良林祥≫ 氏、≪藤沢周平≫ 氏、
≪滝田ゆう≫ 氏、≪森村誠一≫ 氏など、総勢23名の方のお名前が並んでいます。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
          煙草のみはじめの記            吉国二郎
          煙が眼にしみる              奈良林 祥
          タバコはわが人生             森 敦
          禁煙サインの消える時           虫明亜呂無
          紫煙草舎                 山崎朋子
          たばこのショート・ショート        半村 良
          さて、煙草はどこだ            吉井由吉
          私の生まれは煙草屋            五所平之助
          タバコの周辺               三国一郎
          煙草の思い出               豊田 穣
          ひとりで煙草を              藤沢周平
          煙草と忍耐                土岐雄三
          たばこの思い出              富島健夫  
          ここらで一服               落合恵子
          けむりの向こうに             松山善三
          地中海便り                早乙女 貢
          ホテルと煙草               森村誠一
          煙の行くへ                高橋義孝
          タバコ・ブルース             滝田ゆう
          けむりと国際政治             加瀬英明
          俳優とたばこ               高橋悦史
          愛煙半世紀                入江徳郎
          パイプあれこれ              團 伊玖磨
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
              喫煙室 第6号   非売品
 
今回は扉のカラーページがありません。この頃には2年に1度の出版と分かっていましたが、前回の出版から1年ほどすると《日本橋たばこサービスセンター》で「まだ出ませんか?」とよく聞いていたものです。
 
               昭和54年(1979年) 3月10日 
 
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≪米倉斉加年≫ 氏、≪高峰秀子≫ 氏、≪関口宏≫ 氏などの芸能人のほか、文筆家の方などをあわせて、
総勢23名の方が登場しています。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
          煙技閑話                米倉斉加年
          料理人とタバコ             左 幸子
          煙草のある風景             柳田邦男
          紫煙と胸音               原田泰夫 
          私の煙草                村松英子
          私とタバコ               高峰秀子
          芝居と煙草               飯沢 匡
          二十年                 富岡多恵子
          僕の愛煙断想              丸山健二
          煙草あれこれ              ロミ山田
          声楽家の煙草              友竹正則
          交煙銘々禄               利根川裕
          セブンスターと一緒のモンブラン行き   日下武史
          回想の煙草               加太こうじ
          スモークチェーン雑談          田中小実昌
          たばこのあるばむ            井出孫六
          タバコと云えば…            内藤国雄
          煙草談義                後藤明生
          タバコざんげ              キノトール
          むだばなし               関口 宏 
          私の喫煙歴               佐野 洋
          モンダイの煙草             青木雨彦  
          煙草あれこれ              三林京子         
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第7号   非売品
 
2ページのカラー扉絵には、川端康成氏(伊豆の踊子)、芥川龍之介氏(河童)の作品とそれにちなんだ絵画が掲載されています。
 
              昭和56年(1981年) 3月25日
 
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はじめに ≪大島渚≫監督、そのほか ≪色川武大≫ 氏、≪阿刀田高≫ 氏、≪馬場のぼる≫ 氏などのお名前が並びます。総勢23名の方が揃っています。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
          悲しき「禁煙」              大島 渚           
          煙草と男と私               津島佑子               
          私だけの煙草の歴史            色川武大
          ながいつ合い               伊崎一夫            
          時 間(とき)              石井ふく子
          クリーン作戦               天狗太郎
          動物とタバコ               中川志郎
          けむりと夢                朝倉 摂
          煙草のある風景              駒田信二
          将棋と煙草と               大内延介
          煙草とナンセンス             芥川隆行
          スモーキング・ラプソディ         高木東六
          煙草五題                 篠田一士
          煙草エトセトラ              梶 芽衣子
          タバコの思い出              東海林さだお
          タバコにつながること           泉 大八
          「けむり」の中に思い出を         野村芳太郎
          ケムリと共に               ヒサクニヒコ
          タバコ抄                 阿刀田 高
          私の野球人生               別所毅彦
          思い出は煙のごとく            綱淵謙錠
          ヨットこぼれ話              小林則子
          煙草わたくし史              馬場のぼる       
                
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第8号   非売品
 
2ページのカラー扉絵には、新田次郎氏(聖職の碑)、井伏鱒二氏(多甚古村捕遣)の作品にちなんだ絵画が掲載されています。
 
              昭和58年(1983年) 1月10日 
 
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≪斎藤茂太≫氏をはじめ ≪源氏鶏太≫氏、漫画家では ≪黒鉄ヒロシ≫氏、≪小島功≫氏のほか、イラストレーターの ≪水森亜土≫ 氏などを含め、総勢23名の方が執筆されています。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
 
         煙の思い出               金原亭 伯楽
         煙にまく話               芹沢博文
         私の中のタバコ             斎藤茂太
         思い出の煙草              澤野久雄
         無駄の効用               重兼芳子
         煙が目にしみる話            クロイワ カズ
         私のヰタ・タバコアリス         小林亜星
         スモーキング・ブレイク         うつみ宮土理
         煙草あれこれ              源氏鶏太
         タバコタバコ              黒鉄ヒロシ
         旅とたばこ               岸 ユキ
         合縁紫煙                工藤恒美
         煙草あれこれ              熊井 啓
         煙草と読書               紀田 順一郎
         煙草のけむり              峰原緑子
         煙草事始                尾上 辰之助 
         北の風晴れのち曇            高橋洋子
         紫煙かきわけて             水森亜土
         タバコの気持              瀧 安治
         人生煙につつまれて           はかま満緒
         紫煙と連れ添う             小島 功
         飲む・打つ・喫う            竹腰 美代子
         馬・馬・馬               長田渚左
 
 
 
 
 
 
 
        
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             喫煙室 第9号   非売品
 
2ページのカラー扉絵には、幸田露伴氏(五重塔)、森鴎外氏(雁)の作品にちなんだ絵画が掲載されています。《日本橋たばこサービスセンター》で一冊貰っていました。
 
その後、帰省の時に東京駅で時間があったので《日本橋たばこサービスセンター》へ立ち寄り、電車の中で読みたかったのでもう一冊貰っています。
 
              昭和59年(1984年) 12月 1日 
 
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私が知っている作家の方では、≪胡桃沢耕史≫ 氏、≪池田満寿夫≫ 氏、≪志茂田景樹≫ 氏などのほか、各界の著名人の方が並びます。総勢23名の方です。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
    
         煙草のある風景             胡桃沢 耕史
         けむり人生               林家木久蔵
         けむりのような話            早川良一郎
         煙草と私                池田満寿夫
         タバコの中のドラマ           大竹昇二
         タバコ鉛筆               吉川タク
         煙草よもやま話             小川哲哉
         ケムリのサイクル            中野浩一
         煙の中                 小林千登勢
         コーチスボックスから          古森光生
         煙草との出会い             中村敦夫
         煙草三題                神津カンナ
         わが胸うちのたばこ           三好京三
         たばこ休み               神吉拓郎
         プカリプカリ              はしもといわお
         タバコ噺                三遊亭 圓窓
         煙草にうらみは数々ござる        加藤 武
         たばこの細道              志茂田景樹
         たばこロード              江國 滋
         たばこ模様               白都真理
         目きき・鼻きき・口きき         邱 永漢
         たばこあれこれ             品田雄吉
         永いつきあい              渡辺文雄 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                日本たばこ産業株式会社
 
 
                 第10号は貰っていません。
 
出版が昭和61年(1986年)10月1日だった事は確認できました。昭和60年(1985年)4月1日に〚日本たばこ産業株式会社〛が設立されてからの事です。
 
当時の私は〚日本専売公社〛の名称が消えてしまったので興味が薄れていて、そんなに夢中になって貰おうとは考えなかったと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
               
 
 
             喫煙室 第11号   非売品
 
2ページのカラー扉絵には、宮沢賢治氏(セロ弾きのゴーシュ)、夏目漱石氏(坊ちゃん)の作品にちなんだ絵画が掲載されています。《日本橋たばこサービスセンター》へ立ち寄った時に、偶然配布中で残されていたので貰いました。
 
              昭和63年(1988年) 10月 1日 
 
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高名な作家の方では ≪村上龍≫ 氏、≪勝目梓≫ 氏、≪笹沢佐保≫ 氏、≪逢坂剛≫ 氏、≪野坂昭如≫ 氏等は私も知っています。他にも著名な作家のほか、俳優など総勢24名の方が揃っています。
 
 
                   執筆者 (敬称略)
    
         煙草つれづれ                山咲千里
         たばこの話                 勝目 梓
         煙草閑話                  牛 次郎
         煙草と私                  村上 龍
         私設・夢現紫煙草双 ゆめうつつたばこのおもいで       中尾 彬
         私(しの)をとりまくたばこ達          池波志乃
         煙草屋の息子(せがれ)              武田鉄矢
         けむりのなかで               大沢在昌
         ちょっとあまい煙              笹沢左保
         煙に巻く話                 逢坂 剛
         煙を見る                  立松和平
         ショート・ショート             西田敏行
         なつかしい風景               三遊亭 円丈
         たばこのない所に煙は立たぬ         糸井重里
         タバコ記念日                横澤 彪
         カトマンズにて               沢野ひとし
         こんなたばこを吸っていたっけ        高橋源一郎
         私にとってのたばこ             内田春菊
         紫煙、カンバック!             内藤 陳
         春の煙                   阿部牧郎
         たばこは美しい               和田 勉
         思煙記                   森内俊雄
         愛煙奇縁                  野坂昭如
         
 
 
 
 
 
興味を持って何とか貰いたいと考えていたのはこの辺りまでです。現在は【くつろぎの時間】としてたばこばかりではなく、趣味や嗜好など〚くつろぎ〛全般の内容で文藝春秋社から出版されていて、購入できるようです。たばこのコラムは激減しているのではないでしょうか?。
 
しかしこれから先、もっと嫌煙が激しくなる時代を迎えるかもしれません。【喫煙室】の文章の中には、たばこを礼賛するような内容も含まれます。初期のこれらのコラム集が文藝春秋社から今も出版されているのか、不安な気持ちがよぎります。
 
文藝春秋社の【くつろぎの時間】をネットで検索しても、情報は〈第19集〉以降あたりからしか見つけられませんでした。現在も文藝春秋社で初期のコラムが見られるのかは分かりません。
 
 
 
 
ところで《日本たばこ産業株式会社》が出版していた【喫煙室】という書名の本はでいつまで、何号まで刊行されていたのでしょうか?。文藝春秋社に出版が移行するまでの本の事です。
 

平成2年(1990年)10月1日に〈第12号〉が出版された事は確認できましたが、以降は調べていませんので分かりません。しかし興味はあります。〚日本たばこ産業株式会社〛の時代の【喫煙室】も実物を見てみたいとは思います。

 
 
 
内容を読んでみると、皆さん変わらずたばこについて執筆されています。当時は喫煙率も高く、芸能界や文化人と呼ばれる方の中にもたばこを吸う方が大勢いらっしゃった事がうかがえます。嫌煙がさけばれる現在では、もうこのようにたばこだけに特化したコラム集は考えられない事でしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
        さて、(喫煙室)とは違いますが、もう一冊コラム集があります。
 
 (今年4月にこちらのコラム集は単体でご紹介していますが、もともと掲載していた記事です)
 
新聞の突き出し広告に登場されていた著名人の、コラムとインタビュー記事などをまとめた冊子です。印刷されてから40年以上が経過しています。表紙のイラストに描かれた著名人も、多くの方が鬼籍に入られていらっしゃる事が分かります。
 
≪たばこのマナー≫≪たばこと私≫ は80字程度の小文です。登場された方に、新たに執筆を依頼したコラムやインタビューをまとめているようです。
 
昭和53年5月~昭和54年3月   ≪たばこのマナー≫
昭和54年4月~昭和55年3月   ≪たばこと私≫     執筆者によるコラム
 
 
  昭和55年(1980年) 6月20日  発行     非売品
 
当時、たばこサービスセンターのカウンターに置かれていました。≪三遊亭円楽≫氏や、≪芦田伸介≫氏など、総勢50名の方が登場しています。総ページ数、100ページにわたる厚みのある立派な体裁の本です。もちろん無料配布です。
 
 
執筆されている50名全ての方のお名前を、今年4月の記事でご紹介しています。宜しかったらご参照ください。