森下は大卒の新人、ドラ1。

前川は高卒2年目、ドラ4。

ともに外野手。ライトで起用されている。

 

交流戦を終えた時点での、両者の成績。

 

森下。

 

前川。

 

ぼくの粗々な視点だが。

(森下、前川の順に)安打数は11、10。塁打はともに14。お。あんまり変わらない。

森下の肩を持つと、ドラ1の新人でオープン戦によく出場した。他球団の“重点研究打者”(笑)だったのかもしれない。出る杭はモグラたたき。

前川は昨オフに怪我して、本格的に二軍戦に出られるようになったのは5月。まだ高卒2年目だしな。マークは甘かった。

ということなのかもしれない。

 

注目したいのは死球。森下は73打席で4つ。前川は43打席で2つ。

 

 

佐藤輝明。

 

森下・前川とは比較にならないほどたくさん打席に立っているが、死球は3~4個。

 

 

死球を避ける技術みたいな要素もあるので、一概には言えないにせよ、森下も前川も死球を避けるのが明らかに下手というふうには見えない。

特に森下は、内角高めのヤバいゾーンに直球を放られて仰け反り尻餅をつくという場面を何度も見た。例えば読売の長野のように、本塁ベースからかなり離れて立つ打者なのに……。だから、むしろ、危ない球を避けるのが上手いなあと思った。恐らく内角に弱点がある打者だと考えられているのだろう。

昔、オマエ、少しは避けようとしろよという大打者もいたが。NPB記録ではいろいろ上位にランクイン(笑)

 

とにかく、データ上は森下も前川も、それなりに“厳しい攻め方”をされていると見ていいのではないだろうか。

 

ぼくは、2人ともフルスイングできることが魅力的。よく、そう言われてますね。素人目にもわかりますもんね。

逆に、振りすぎて身体を痛めるなよと心配になるぐらい、力強くバットを振れる。


 

井上(高卒4年目のドラ2)。

 

量産する三振の数のとおり、そして印象でも、井上はクルックル回っている。モロいなあと見えてしまう打席が多かった。森下も前川も三振は少なくないが、井上ほどじゃない。

でも死球はゼロなんだよなあ。とりあえず直球を見せておいて、外角低めにボール球のスライダーでも投げとけ、ワンバウンドのフォークでオッケーって感じ?

 

森下と前川の方がよほど厳しく攻められて警戒されているような。データでも、印象でも……。