12/22に『12球団決算を読み解く。総資産、収益、自己資本比率』という記事を拙ブログに放り込んだ。本当に日刊スポーツの記事にリンクを張っただけで、これでは自分にとっても、何に興味関心を持ったのか、しばらくすると忘れそうだ。

 

俺は物忘れのよさ? には自信がある!

 

 

まず興味を持ったのは、読売と中日。総資産、当期利益、純資産、自己資本比率、決算日。親会社の一部門という形であるのをいいことに、データは一切非公開。部門別に損益等のデータを開示しない限り、わからない。

 

常日頃、例えば企業が何か不祥事を起こすと、「ディスクロージャー」とか何とか言って、盛んに情報開示を求めるマスコミが率先してデータを公開しない「謎」。

ひたすらよそ様には厳しく自らには甘い(呆)

 

 

観客動員数の著しい減少。

この数字は、昨今は各試合毎に入場者数を公表しているから、マスコミ球団でさえもいくら隠そうとしたところで、バレバレだ。

 

2百万人以上減少したのは阪神、巨人、ソフトBの3球団。いずれも本拠地球場が大箱で、満員か、それに近い動員力を持つ球団。予想どおりか。

 

 

 

次に何と言っても興味深かったのは各球団の収支の悪化状況。

 

 

非公開の3球団(読売、中日に加えオリックス)を除くと、8球団の収支が悪化。楽天だけは黒転。

DeNAは10億円ほど利益が減少したが、黒字を維持。

 

よって6球団が赤転。

中で、10億円を超える減少はソフトB、広島、西武、阪神。

 

 

何と言ってもびっくりしたのはソフトB。その差80億だって!

どうして1球団だけこんなに突出して!

 

ま、理由は俺の推測でしかないけどな。2021年シーズンは黒字だと見せかける必要がなかったいうことなのか。もうどうしようもないから。開き直って。

知らんけど。

 

かつて、俺に「ソフトBの決算公告では黒字だ、オマエが確認したら俺のコメントは破棄していい」などと意見してきたブロガーは、この数字をどう見ているんだろうな(笑)

知らんけど。

 

 

昨今はオミクロン変異種が猛威を振るう。来季の観客動員はどうなるだろう。

 

30億円近い赤字の広島は大丈夫か。

25億円弱の赤字を出した西武や同14億円の阪神と違って親会社がない。自力で解決するしかない。

 

例えば阪神だと、甲子園球場の所有者である阪神電鉄が、甲子園の使用料をある程度負けてやる的な救い方がある。……あまりやり過ぎると阪神電鉄の持ち株会社・阪急阪神HDの株主から怒られるか。連結決算的にはどうでもいいか。阪神ファンは何も言わないか(笑)

 

あるいは、どっかの球団みたいに、親会社の威光を傘に、取引先に広告の掲出を半ば強制するとか?

 

 

日ハムの思惑は透けて見えるようだ。

 

新球場の建設にカネを回したい。緊縮財政。

観客動員とグッズの売り上げは新庄新監督の人気にあやかる。

恐らく来季の成績は捨てている。球団としては、Aクラスに入れるなんて思ってはいないんじゃないか。

 

ある意味「先取り」したのが「ノンテンダー」なる自由契約。コスパが悪い(と判断された)西川、大田、秋吉がその対象となった。

 

普通に考えて、大幅減俸を提示し、選手がそれを受け入れるか、受け入れなければ自由契約というパターンとなるクラスの選手だと思うが、日ハムは迷うことなくいきなり自由契約を選択した。

 

昔からドライな球団。それはもう清々しいほど(笑)

 

 

各球団の観客減少人数

ヤクルト 1,594,985人

阪神 2,573,391人

巨人 2,535,156人

広島 1,687,476人

中日 1,907,327人

DeNA 1,815,824

 

オリックス 1,400,439人

ロッテ 1,275,896人

楽天 1,585,701人

ソフトB 2,123,459人

日ハム 1,694,045人

西武 1,521,399人

 

利益の落ち込み額。

ヤクルト 250,300,000円

阪神1,791,000,000円

広島 3,421,000,000円

DeNA 1,001,000,000円

ロッテ 1,296,260,000円

楽天 ▲96,610,000円

ソフトB 8,057,000,000円

日ハム 511,000,000円

西武 3,324,750,000円