セ・リーグのCSファイナルステージは奥川が完封してヤクルトが先勝。これで2勝0敗という星勘定か。

巨人が勝っちゃうと、リーグ戦で借金こさえたチームが日本シリーズ進出。やっぱり具合が悪いわな(笑)
CSのインチキくささが白日のもとに。制度的にはあり得るんだからどうしようもない。

そんなわけでCS反対論者は多い思うし、ぼくもそれは正論だと思う。

しかし、CSって興行は儲かる。
ぼく自身は腰砕けです。

プロ野球は大衆からカネを巻き上げる、失礼、集金するシステムの1つだからなあ。

でも儲けることは悪じゃない。基本、儲かる興行ほど、より良質のエンターテインメントを提供できる可能性が高まると思う。

例えばそこらへんのいつ閉鎖されてもわからないような遊園地よりも、ディズニーランドの方が楽しいから、大衆が押し寄せるわけで。

カネがないなりに知恵を絞って頑張っています。素晴らしいことだとは思う。

しかしカネをかけて知恵を絞った方がより楽しい興行になる可能性が高い(笑)



矢野の続投にあたり、1年契約という点は少し驚いた。
矢野の戦績・結果。そして9月ごろだったか、矢野はよくやっているからと、早々に続投を明言した藤原オーナー兼球団社長。当然複数年だろうと思っていた。


「監督の契約年数などあってないようなもの」と言う人はいる。複数年で契約しても、首を切られる時は契約半ばでも切られる。

でも、そういう見方は違うと思うなあ。
「期待度」。



矢野の留任会見、受け答えでいくつか「?」。

「俺自身も成長」

50代半ばのおっさんが何を言い出すの、と思っちゃう。選手だってそんな言葉を使うのは30歳前後ぐらいまでで、30代半ばになったらもうほとんど使われなくなるぐらいじゃね? と思うんだけど。

「成長」。明るい未来の青少年か。


「失策が多いのは伸びしろ」

1年やった直後のオフに言うのならわかる。譲りに譲って2年やったオフか。それを3年放置して、4年目にようやく取り組みます。
今になってそれを言うか。

手抜きの結果を「伸びしろ」。いかにも矢野らしい。


「手本は高津監督」

同期でまだ2年目の監督を、3年やったオマエが言うか……。
 

で、一軍コーチは全員留任です。守備コーチも打撃コーチもヘッドコーチも、誰も彼も。

失策は日本一です。今季最後のCSでも大きな敗因でした。

後半戦は得点力不足で勝てませんでした。CSもそうでした。

それでも監督以下誰も責任を取らない。

球団側がコーチの全員留任を矢野に求めるはずはない。仲良しコーチ陣は矢野の意向。口を挟まず容れてやって矢野の退路を絶った。もう言い訳は許さない。


今季オフはすでにスアレス、梅野、マルテにきな臭い噂が立っている。残留確定外国人は2年契約を結んでしまったロハス、アルカンタラ、チェンだけか。コスパの悪そうな選手ばっかり。

スアレスらの退団が現実化した場合は、誰を連れて来るのかわからないけど、今季より戦力がアップする保証はどこにもない。ダウンするかもしれない。

(戦力ダウンの場合は)それで勝てないのなら矢野が可哀想だ、大目に見てやれという話になるだろうか。
ならないでしょう。単に今季勝っとけよ、ってだけの話だと思う。

そう思われるのが嫌なら矢野には監督を辞めるという選択肢があった。それを、やるんでしょ。
長く監督をやろうとは思ってないとか言ってきたくせに。


さて。
矢野は、来季の優勝確率は何%と言うのだろう?
来年3月までに考えといてください。