サンスポ・稲見誠氏のコラム、「【元虎番キャップ・稲見誠の話】虎将 虎党に 頭を垂れず…阪神・矢野監督の〝V逸スピーチ〟への違和感」(※)

 

矢野の欺瞞を突いている。「元虎番」という立場上、「違和感」という表現に留めているが。

 

稲見氏は、10/26@甲子園で中日に完敗し、ヤクルトの優勝が決まった、その日の試合後の「指揮官(矢野)の発言に違和感を覚えた」とする。

 

そして矢野は優勝できなかったくせに「「申し訳ありません」といった言葉がなかったのが残念だった」

 

さらに、

「予感はあった。25日の雨の甲子園での全体練習。指揮官は「もちろん勝つことが大事なことは誰もが分かっていることなので。でも、それと同じくらい大事にしたいのが、俺はいつも言うけど『俺らの野球、タイガースの野球というものを貫く』ということも、勝つのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に大事にしたい部分なので」と話した

 

小賢しい矢野はお得意の予防線を張っていた。

矢野は、勝てなくても俺はよくやったんだ、いや勝つこと以上に大事なことを成し遂げているんだと自画自賛。

 

敗軍の将(矢野)はこうも言ったな。

「僕たちの目指しているところはここではありません」

 

 

長丁場、143試合のリーグ戦で勝つことと、何試合かのトーナメント(クライマックスシリーズや日本シリーズ)でチョロッと勝つこと。

 

俺は前者に圧倒的な価値を見出している。

 

ところが「昨季は優勝するに決まっている。今季は優勝する確率99.9%」と虚勢を張った矢野は、優勝を逃すやいなや、今度は、敗者復活戦と言えば言い過ぎかもしれないが、とにかく一発勝負のトーナメントで勝つのが端からの目標だったんだと言わんばかり。

 

そんなもん、優勝じゃねえじゃん。

 

 

出来もしなかったことには頬被り。口を開けばまずは弁解から始める。そしてチマチマチマチマ、あれも出来た、これも出来た。さらに話をすり替え、大事なことは別にあるんだと言い張る。

 

 

矢野は政治家になればいい。そして落選したらいい。

ただの人になれる。

 

 

※【元虎番キャップ・稲見誠の話】虎将 虎党に 頭を垂れず…阪神・矢野監督の〝V逸スピーチ〟への違和感