かなり野球で勝っておめでとう一色っぽいので、水を差すのが十八番のGeorgie717。多くの記事と同じようなものを自分のブログに投稿しても仕方ない。

傲慢な野球ファンかもしれないが、ブログでいい人ぶるつもりはない。

 

 

まず、野球の日本代表選手たちにとっては、失うものはあっても得られるものはさほどない戦い。多くの国民から勝って当然だと思われている。負ければ高年俸の選手がいったい何をやっているんだとなる。

 

「オリンピック」という看板。そら、しんどいと思う。

その点に関しては、水を差すつもりはない。

 

 

五輪野球。米国はマイナー級か、メジャーで活躍し終えた選手しか出てこない大会。打線の3番(途中から2番)を打ったのはDeNAのオースティン。クローザーはヤクルトのマクガフ。日本球界で活躍している選手が主軸。

 

ドミニカの初戦(対日本戦)の先発は巨人のメルセデスだった。大事な初戦の先発投手なんだから、エースかそれに準ずる投手と考えるのが自然だ。

実際、日本打線はメルセデスをなかなか打てなかった。負ければ(負けても不思議はなかった)大きな敗因となっただろう。

 

要するに、大会のレベルとしてはせいぜい韓国野球やNPB水準。

 

しかも今回はたった6カ国だけなのに、予選はあるわ、かつ準々決勝もあるわ。妙なルールのトーナメントで、複数回の敗者復活で金メダルチャンス。

 

わかりやすく6チーム総当たりでいいじゃん。それじゃ試合数が足りないか。

2戦ずつ戦えばいいじゃん。すると全試合数の割に日本戦が少なくて興行的に美味しくないか。

 

大人の事情っすか。

 

そう思ってしまう。

 

 

五輪は野球の最強チームを決める場じゃない。

 

 

サッカーは典型的だと思う。五輪よりもW杯の方が比較にならないほど重要なイベントでしょ。W杯で勝ったチームが世界一。五輪のサッカーって、何?

 

テニスは、グランドスラムに決まっている。

4大オープンと五輪で勝ったら(例えばシュテフィ・グラフ)「ゴールドスラム」などとおかしな造語を言い出して得意げに喜んだ人もおったなあ。意味がわからなかった。

 

ゴルフも4大大会。

 

こういった競技を、五輪でやる必要があるのだろうか。

 

 

サッカーなどとは違って、例えばバドミントン、卓球、柔道といった世界的に非常にメジャーな競技は、間違いなく五輪が最大のイベント。五輪の勝者がその時点での世界一の選手。

 

メジャーとマイナーとの線引きは難しいかもしれないが、大会の度に復活したり消滅したりする競技は普通に要らないと思う。

 

そういう場で勝って喜びを爆発させる選手。負けて悔し涙を流す選手。

 

ぼくは野球よりもよほど彼らに感情移入してしまった。男子バドミントンの桃田が負けた時は呆然としたし、女子の奥原や山口の時は涙しそうになった。

卓球の試合は重要な得点を重ねる毎にガッツポーズしながら見た。

 

 

 

にしても敗者となった選手にマイクを向け「今の心境は?」などと尋ねることができるインタビュアーの神経がわからない。「今後はどうするんですか」「日本のファンの皆さんに」なとど、さらに追い込む。

 

よくもまあ、選手に向かってマイクを差し出せるもんだよな。

 

その度にけっこう殺意に近い感情を抱いた。