もともと、ミュージカルには全く興味はなかった。


初めて渡英した時、会社の先輩が「ミュージカルを観てこい」としつこい。「はあ……」。一応、先輩なので「つまんなかったらカネ返せよ」と心の中でぼやきながら、渋々観た。『オペラ座の怪人』は面白かった!
劇団四季。なんであんなにチケットが取れないんだろう。半年先とかでも満員、もし残っていても残念な席だけという状況。1年近く先とか、そんなチケットを買ったって、俺みたいな半病人、生きてるか死んでるかもわかんねえじゃん(汗)

何回か観たのも、結局、ロンドンのウェストエンドとか、英語もんだけ。劇団四季のチケットが取れないし、日本では観られていない。
ぼくは英語ができないから、英語のミュージカルを観るのって、けっこう、いや、かなり困る。いきなりその場に放り出されても、当たり前に英語で歌われて、よくわかんない。しょうがないから、日本を発つ前に、字幕入りの映画DVDか何かで予習。現地で英語で歌われても、スジはわかって楽しめる。歌や踊りの技術力は、言葉が違ってもわかる。

ウェストエンドでの観劇。カードデスクに頼むと、2ヶ月ぐらい前でも、けっこういい席を確保してくれる。前回の、と言ってももう3年ぐらい前だけれど、『レ・ミゼラブル』は前から10列目ぐらいのドセン、『オペラ座の怪人』は前から2列目のドセンで観られた。
ただし、日にちに余裕を持たせて確保する。「いつからいつまでの間で、1番いい席が取れる日でお願いします」。要するに、観劇を旅程の最優先事項にしちゃう。
でも、そんなこと、普通にしたくねえよ……。日本で観たい……。


劇団四季、意地悪な観方もしたいんです。NYCのブロードウェイとかロンドンのウェストエンドって、世界最高峰のミュージカルを見せているはず。確かに歌から踊りから、舞台の仕掛けから、何もかも上手くて凝っていた。
さて、劇団四季の実力は、どんなもんだ?
日本のミュージカルの演者の層は、英米に比べれば薄いだろう。劇団四季のパフォーマンスはどのぐらいの水準にあるんだ?

ぼくは歌舞伎を観ない。演者は基本は世襲で、少し外部から入れるだけなんでしょ。選手や演者等が競争しないエンターテインメントは「ぼくにとってはつまらない」とわかっているからだ。

ぼくは、人は同じ間違いを繰り返すまいと、「経験」によっても学ぶ。無駄だとわかっていれば、そんなことは繰り返さないよう努める。そう思っている。
こういうことを言うと、実際に観てから言え、とか言う人もいるんだろうな。でもタダで観られるわけじゃない。時間も使う。とりあえずぼくは歌舞伎に興味はない。それでいいじゃない。
もちろん、歌舞伎が大好きって人を、ぼくは否定しない。独特な化粧を施し、独特な発声、独特な動き。それが大好きなんだと。上手い演者もいるだろう。
当人が決めればいいことだ。何をきっかけにしようと、おカネと時間をどう使おうと、それは各人の自由だ。それをどう思おうと、それも各人の自由だ。

ウェストエンドとかブロードウェイは、演者たちの競争が激しい。ちょっと休むと、あるいはサボって技術が落ちると、すぐに降ろされる。代役はなんぼでもいる。這い上がるために、落ちてくるのを狙っている。
ぼくはそういう、競争に裏打ちされたエンターテインメントを信用する、というだけだ。