入間のレスキューからもう一年

そんな折にレモンが脱走をしてしまいました

車で預かり宅の飯能市へ移動をした時の出来事でした

それからはレモンの捜索のことで動かなければなりませんでした

それにもまして雨は相変わらず毎日　降り続けていました

ボランティアさんもスタッフも午前中や夕方はワンにご飯をあげて厳しいお散歩をして夜や休日はレモンの捜索に

出ました　時々ならば兎も角も東京や神奈川。

千葉のスタッフにはやはり埼玉は遠いのでした　

その頃、金木の仕事は終わるのが毎日夜の１１時以降でしたから

どんなに早く切り上げても東京駅にある会社を出るのは夜の９時からでレモンの捜索の飯能市に到着をするのは

１１時くらいがせいぜいでした　

他のスタッフだって翌日の朝には仕事があります　

早朝に集まったり各々でちらしを貼ったりポスティングをしたりしながらですがそれでも週に三回は集まりました　

仕事の合間を縫って縫って少しの合間の許す限りよくみんな集まってくれたと思います

レモンを見た事もない方までもが集まって捜索にご協力をして下さいました

然しレモンを発見したとて先ず捕まえられないと思います　

全く人には不慣れな子達の中でもレモンは一番懐いていなかったのです　

多頭飼い崩壊現場の子達はほとんどが攻撃性はありませんが

人に接していない分の臆病さがあります

ですからどの子でも逃がしたら捕まらないでしょう　

それでも姿と安否さえ分れば何とかなるとの思いで捜索へ出向きました

　一歩外へでると交通費も時間も食事代もかかります

みんなどれほど費やしたことでしょう　

レモンの捜索は情報はあってもいつも違う犬でした

最後に捕まえて保護をしてくれていた犬がいました　

どうするのかと尋ねると保健所に

連れて行くか放すとのことで駆けつけたスタッフもやつれたその子を置いて来る事は出来ませんでした

それがカリンです　大人しくて美しくて申し分のないワンでした

カリンは今週末の譲渡会に参加をします

続きはまた後日へ