山口徳地薬草のルーツは東大寺に通づる | 森薫る焙煎薬草

森薫る焙煎薬草

東京で0歳と5歳の子育てをしているワーママです。
子どもの乳児湿疹やアトピーで悩んでいたところ、薬草のお風呂ですっかりつるつるになりました。日本の薬草のすばらしさを情報発信をしています。

tokuji_yakusou(とくぢやくそう)は、山口県の徳地町で採れた薬草茶を商品にそろえていることから
そのまま名前をつけたのですが、どんなところで薬草たちが育っているのかを少し紹介したいと思います。


私の両親のふるさと「山口県山口市徳地町」は、山口市全体40%近くを占め、国有林などの山林が
総面積の90%を占めているので、新幹線の「山口駅」から車で1時間、宇部空港からも1時間と、街から離れており、
大自然の中にある集落です。

 



徳地には古くからの言い伝えや、伝承されている物語が数多くあり、日本昔話しにも登場しています。
「泉長者」という伝説の泉も舞台も徳地が舞台
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=378

出身者の中には、紀伊国屋書店の名誉会長「松原治」さんや、宇多田ヒカルさんの父「宇多田照實」さんもこの町の人のようです。

また、太古には朝廷の直轄地で「徳地県」が置かれ、出雲種族が移民し開拓した場所と言われており、
古くから良質な木材の産地で巨木がとれる場所として有名で中国にも輸出され、寺院建築などにも使われていたほど。
現在は国有林で守られており、伐採することはできませんが歴史をひもとくと面白い場所であることがわかります。

例えば、奈良にある「東大寺」は、度々焼失していますが、鎌倉時代に重源(ちょうげん:中世初期の日本の僧)
が「東大寺」の再建に復興を行ったのですが、その東大寺の木のほとんどに、徳地町の木が使われており、

現在の「東大寺南大門」や「金剛力士像」の木材は今も現存しています。
徳地から奈良県まで川の流れを使って、木材を運んだというから本当にすごいですよね(;'∀')

 



山を越えて開けた場所に出ると、徳地の町の入口には重源(ちょうげん)の銅像があり
その木を運んだ時の銅像が迎えてくれる。



重源さんがどうやって徳地から奈良に木材を運んだのか上手に子供たちがまとめてくれています
http://www.tokudi-kankou.jp/parson/001/c01.jpg

歴史をさかのぼると、実は私のshopで取り扱っている「薬草茶」にもたどり着くことがわかった。
なぜこの地で「薬草茶」が栽培され、愛され、飲まれるようになったのか、その理由について紹介します。

その前に私の家族のことも少し、
私の父は東京の製薬企業を定年した後、母の癌がゆるやかに進行する中で、終の棲家として
2人のふるさと徳地に母のために実家に家を建て、暮らしていましたが、
母がなくなってちょうど10年。男一人残ってしまってどうなることかと心配しました。

 



毎年開催される地元の花火大会の実行委員をしたり、「ふるさととくぢ」の観光冊子を作ったり
地元のお店を盛り上げるためにスタンプラリーイベントを組んだり、
山口観光コンベンション協会徳地支部の理事や、
徳地の歴史を紐解き書籍化をお願いされたり、
山口県の無形文化遺産「徳地人形浄瑠璃(とくぢにんぎょうじょうるり)」
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/214949
の後継者でもあることもあり、中学校の「浄瑠璃」クラブの活動の支援など

そして同時進行で、よもぎアレルギーなのに、必要な人のために山でよもぎ採りや薬草摘みをしてくれています(笑)
tokuji_yakusouで取り扱う薬草は私の父や地元の方々が、採ってくれます。



徳地という場所は、都会で暮らしているとなかなか想像ができないと思いますが、
山々は、勢いと力づよいパワーがあり、気を許すると圧倒的な自然に飲み込まれそうな場所だと私は帰るといつも思います。
人間たちは、その自然の中に少しだけ住まわせてもらっているという感覚で共存して住んでいます。

お茶がこの地で広まり、飲まれるようになったのは、冒頭に紹介した、東大寺再建にも関係していますが、
山から木を伐りだし巨木を運ぶには大変な労働が必要だったのですが、地元に暮らす方々が重源に協力し、国のために
働いたそうです。

徳地には古い石風呂が多くありますが、これは、東大寺再建の際に働いた労働者の身体を癒すためのものであったと伝えられ、
実はこの石風呂にも「薬草」が使われています。


石で組んだ洞窟のようなもの(人間が4~5人入れるようなピザ窯のような感じ)の中に火で釜焚きをして石風呂をあたためた後に
薬草を下に敷いてはいる、いわゆる「薬草サウナ」が多く点在し今もそれを守っている人がたくさんいます。

そして、「重源」さんは、尽力してくれたこの村の人々が豊かになるように、「健康茶」などを伝え、山々にお茶の葉が育つように
したといわれています。それもあって、多くの薬草がこの場所で栽培されたりしています。

じつはこの「薬草サウナ」って・・最近エステ等でも話題のいわゆる「ビオスチーム(発酵野草よもぎ蒸し)」の原型ですよね(笑)
ビオスチームは、ヨモギ、クマザサ、ドクダミ、柿の葉、マツ、スギナ、ウコン、モリンガ、カカオなどを下から蒸して経皮吸収させ発汗させるものです。


私もビオスチームを月に定期的に行っていますが、すごい汗がいっぱいでて気持ちいいです!


いつもいっているお店も紹介します↓

店主の坂井さんが、しっかりカウンセリングしてくれるので本当おすすめです^_^


https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000416271/staff/W000310171/





●詳しいビオスチーム

http://inity2012.com/blog/news/98/

ヨモギ、クマザサ、ドクダミ、柿の葉は特にお茶として飲んでも美味しいですし、栄養もデトックス効果も高いので、これらを6分くらい
お鍋で煮だして、半分を飲むように、半分をお風呂に入れれば、手軽に毎日薬草を身体に取り入れることができます(^_-)-☆
お風呂に入れてもめっちゃくちゃ汗がでますよ。
最近は、お茶を飲んでから、お風呂に入ってますが、滝汗です(笑)



ニキビ、肌荒れ、シミ、アトピーなどで困っている人も薬草は抗炎症作用や、熱でも壊れないプロビタミンなども入っているので、
美白効果もあり、野菜嫌いの子どもでも赤ちゃんでも、ゴクゴク栄養補給できるとあって、
一石二鳥で終わらず、五鳥くらいの効果があるな~と日々実感しています。

「重源さんが徳地に薬草を伝えてくれて、本当感謝だわ~」歴史を知って改めて感謝する日々です。

定期便がふえました(^_-)-☆

 

●週替わりで薬草楽しめる定期便

https://yakusou.base.shop/items/28713103

●1か月30日分 よもぎ定期便

https://yakusou.base.shop/items/27873910