感情のバグに飲み込まれない 心を救う「3秒レスキュー」
日常の中で、ふとした瞬間に心がザワッとしたり、誰かの言葉に握りしめた拳に力が入ってしまうことがあります。
そんなとき、私たちの頭の中では「不足」という名の古いプログラムが猛スピードで回り始めます。
「どうしてあんなこと言うの?」
「私が悪いの?」
「これからどうなっちゃうの?」
これらはすべて、モニターに走ったバグです。
バグと戦おうとすればするほど、画面はさらにフリーズしてしまいます。
そんなときこそ、この「最短距離の魔法」を使って、システムを再起動させてあげましょう。
STEP 1:握りしめた拳を「開いた手のひら」へ
嫌な気分になったとき、体は無意識に強張っています。
まずは、ギュッと力が入っているその手を、意識的に「ふわっ」と開いてみてください。
手を開くことは、宇宙に対して「私はもう、この嫌な気分と戦うのを諦めます(降参します)」という合図になります。
抵抗をやめた瞬間に、エネルギーの逆噴射は止まります。
STEP 2:心のスポットライトを「足裏」へ
暴走する思考を止めるには、物理的な感覚に逃げるのが一番。
意識という心のスポットライトを、頭から一番遠い「足の裏」へ一気に降ろしてください。
地面に触れている感覚、靴下の中の温度。
「今、私はここに立っている」という確かな事実(正気)にピントを合わせます。
思考が未来や過去へ飛ばそうとしても、何度でも「足の裏」に連れ戻してあげてください。
STEP 3:コンマ数秒の「ホッ」を飲み込む
最後に、温かい飲み物を一口飲むか、あるいは自分の吐息の温度を感じながら、深呼吸をひとつ。
「ふぅ……」
このコンマ数秒の『ホッ』。
これが、宇宙というメインサーバーへアクセスし直す「決定ボタン」になります。
バグった画面は消え、あなたの目の前には再び、穏やかな美しい景色が戻ってくる準備が整います。
ひとりごと
最近、お気に入りのリネンのハンカチを新調したのですが、嫌なことがあった時にその「シャリッ」とした感触を指先で確かめるだけで、不思議と心が凪いでいくのを感じます。
お守り代わりの「触り心地」を一つ持っておくのも、いいかもしれません。
あなたが今、一番「ホッ」とできる肌触りや感覚は何ですか?


