迷子のあなたへ。使命の前に、まずは「お茶」を。
「何がしたいのか、自分でもわからないんです」
セッションでお会いする方から、そんな言葉を聴くたびに、私は自分のことのように、胸の奥がぎゅっと切なくなります。
かつての私も、同じでした。
着るもの、食べるもの、行きたい場所。 自分のことなのに、何も決められない。何が正解かわからない。
もし今、あなたがそんな「宙ぶらりん」な場所にいるのなら、まずはそのまま、静かに深呼吸してみてください。
優しいあなたが、自分を「後回し」にした理由
やりたいことがわからなくなってしまったのは、あなたが怠けていたからではありません。
その逆です。
周りの人の気持ちを真っ先に汲み取り、調和を乱さないように気を配り、自分のことはいつも後回し。
そうやって、誰かのために一生懸命、自分を抑えてきた証拠なのです。
「わがままを言わず、周りに合わせる」
という優しさが、いつしか自分の心の声を覆い隠してしまっただけ。
あなたは、それほどまでに繊細で、思慮深い方なのですね。
使命は、探すものではなく「湧いてくる」もの
心が不安定なときほど、「誰かに使命を教えてもらえば、一歩踏み出せるかもしれない」と、外側の答えを求めたくなるものです。
けれど、あえてお伝えさせてください。
使命や目的というものは、外から与えられる「役割」ではなく、あなたの内側から、泉のようにふつふつと湧き上がってくるものです。
だからこそ、今は焦らなくて大丈夫。 まずは、枯れそうになっている「感覚の泉」を潤してあげるところから始めませんか。
世界でいちばん小さな、自分への問いかけ
私が「わからない」の霧から抜け出した方法は、驚くほど地道なものでした。
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「今、飲みたいのは紅茶? それとも珈琲?」
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「今日着たいのは、白いシャツ? それとも柔らかなニット?」
そんな、小さな小さな選択を、ひとつずつ自分に聞いてあげる。
最初は「わからない」と心が黙り込んでしまうかもしれません。
そんな時は、「なんとなく、こっちかな?」という、かすかな感覚を信じて選んであげるんです。
その積み重ねが、閉ざされていた心の扉を、少しずつ開いていきます。
「好き」のなれの果てに、使命は待っている
自分の小さな「快・不快」を取り戻していくと、不思議なことが起こります。
「そういえば、子供の頃はお絵描きが好きだった」
「そういえば、歌うことが大好きだった」
そんな、「そういえば」という記憶の欠片が、あちこちで顔を出し始めます。
その「好き」を夢中で追いかけた先に、いつのまにか、あなたが果たすべき使命がそっと転がっています。
今日、あなたという唯一無二の存在に、何を選ばせてあげたいですか?
おやつに何を食べるか。どんな入浴剤で身体を癒やすか。
わがままくらいで、ちょうどいいのです。
優しすぎるあなたが、自分自身にもその優しさを向けてあげられたとき、物語は静かに動き出します。
あなたが、あなた自身の一番の味方になれる一日でありますように。
「自分で選ぶ」ことが、怖くなってしまったあなたへ。 長年、自分の声を抑えてきたとき、最初の一歩はとても重く感じるものです。
「間違えたらどうしよう」
「誰かを不快にさせないかな」
そんな緊張をほどき、安心して自分の感覚に戻るための言葉をいくつか用意しました。
今のあなたの心にしっくりくるものを、お守りのように眺めてみてください。
1. 「正解」を、手放していい
「どっちがいい?」と聞かれると、つい「正しい方(損をしない方、誰かに喜ばれる方)」を探してしまいませんか。
でも、自分の感覚には、正しいも間違いもありません。 「今日はこっちの気分」という、その瞬間の鮮度だけを信じてみてください。
2. 「選び直し」は、いつでもできる
一度決めたら、最後まで貫かなきゃ……と思うと苦しくなりますよね。
「やっぱりあっちがよかったな」と思ってもいいのです。 その「あっちがよかった」という気づきこそ、あなたの感覚が息を吹き返した証拠。 失敗ではなく、自分の好みを一つ知ることができた「収穫」です。
3. 「わからなさ」を、そのまま抱きしめる
どうしても選べないときは、無理に決めなくて大丈夫。
「今は、自分の気持ちが迷子なんだね」と、自分をそっと包んであげてください。 「選べない自分」にマルをつける。 実は、それが自分を一番大切にする選択になることもあります。
小さな提案
まずは、「誰にも見られない、自分だけの世界」から練習してみるのはいかがでしょうか。
例えば、スーパーで買うヨーグルトの銘柄。 例えば、お風呂で体を洗う順番。
「誰の期待にも応えなくていい、たった一人の時間」に、自分の「なんとなく、こっち」を拾い上げる。
その安心感の積み重ねが、やがてあなたの使命へと続く大きな扉を開く力になります。
今のあなたは、どんな言葉を自分にかけてあげたいですか?
以前、LINEでお届けしていたワークを今回、ブログをご覧くださっている方へもお届けします。
気軽に、お試しくださいね。
【イメージワーク】心の「お天気」と、透明な椅子
今の自分が何を感じているか、やりたいことが何なのか。
それが霧の中にあるとき、無理に答えを出そうとせず、ただ「今の状態」を眺めるための5分間のワークです。
1. 準備:自分だけの聖域をつくる
まずは、誰にも邪魔されない場所で、軽く目を閉じてください。
顔出しをしない私たちの時間は、誰の目も気にしなくていい、あなただけの自由な聖域です。 大きくひとつ深呼吸をして、吐く息とともに、肩の力を抜いていきましょう。
2. 問い:今の心は、どんな「景色」ですか?
あなたの心の中を、ひとつの「風景」に例えてみます。
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空の色は、何色に見えますか?(晴天、曇り空、あるいは夜明け前?)
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そこには風が吹いていますか? それとも、凪いでいますか?
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足元はどんな感覚ですか?(柔らかな草の上、あるいは少しぬかるんだ道?)
「いい景色」を描こうとしなくて大丈夫です。たとえ嵐であっても、霧が深くても、それが今のあなたの「真実」です。
3. 配置:透明な椅子に腰掛ける
その景色の中に、一脚の「透明な椅子」を置いてみてください。 あなたはそこに、ゆったりと腰掛けます。
椅子に座ったあなたは、ただの「観察者」です。
「やりたいことがわからない自分」や「焦っている自分」を、少し離れた場所から、ただ眺めてみます。
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その景色の中に、ポツンと置かれた「小さな箱」があるとしたら、それはどんな形をしていますか?
4. 受容:箱を、開けずに抱きしめる
その箱の中には、あなたがまだ言葉にできていない「本当の願い」や「使命の種」が眠っているかもしれません。
でも、今日はまだ、無理に開けなくていいのです。
「そこに、あるんだね」
そう認めて、箱をそっと胸の前に引き寄せるイメージをしてみてください。
その箱の重みや、温かさを、今の体の感覚で味わいます。
5. 帰還:今の自分への、最初の一言
ゆっくりと意識を今ここに戻し、目を開けます。
最後に、その景色の中にいた自分へ、今のあなたから一言だけ声をかけてあげてください。
「______、お疲れさま」
独り言
このワークで見えた景色や、箱の感触は、今のあなたの「周波数」そのものです。
答えは、無理に探しに行くものではなく、こうして静かに座っているときに、向こうから光のように差し込んでくるもの。
もし、何か特別な色や言葉が浮かんだなら、それを「気づきのメモ」にそっと書き留めておいてくださいね。
あなたの心の空には、今、どんな色が広がっていましたか?
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