中国の大気汚染物質は日本へも | すみれ色の宝箱

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ここ数日、北京の大気汚染のニュースを頻繁に日本で見ます。

うちの主人も含めて中国に住んでいる日本人の方たちの健康が心配なのですが、


やはりといえばやはりですが、、、この中国の大気汚染物質、日本へも飛んできているようです。


以前から、黄砂に中国の大気汚染物質が付着していて、花粉症やぜんそくなどアレルギーが悪化することは、ニュース等々で知っていました。


実際私も、2年くらい前ですが、気管支まで炎症があって咳がなかなかとまらなくて、しんどかったことがあるのですが、その時に、黄砂が多く飛んでくる日はその咳や喉の症状が悪くなるのを感じましたし、

同じ時期、職場の同僚は、ぜんそくの症状が悪化して、喘息の薬のスプレーを皆に心配かけないように、いつもトイレで使っていて、その姿をみて、すごく心配だったことを覚えています。


黄砂だけだったら、問題ないらしいですが、その黄砂に、有害化学物質が付着しているため、

ぜんそく、アレルギーの症状が悪化するらしいのです。



さきほど、ちょっと心配になって、中国の大気汚染、日本、と検索してみたら、

過去の報道特集がユーチューブにアップされていたので、みてみたところ、(たぶん何年か前の放送です)


あの世界遺産、屋久島の樹氷もとけると、黒い炭素物質や有害化学物質で露紙が真っ黒になり

樹氷で有名な、山形の蔵王の樹氷も、同様にとけると真っ黒の水になっていました。

汚染物質は、日本列島全体に十分とどいてしまっているそうです、、、、本当に悲しい事実です。

日本の美しい場所も含めて汚染されてしまっているのです。


この炭素物質は、中国で石炭など化石燃料をもやしたときにでるもの、そして有害な化学物質は、工場からの排気、また車の台数が爆発的に増えている中で車からの排気も。


ノンフィクション作家の河添恵子さんのメディアでの放送でも、「中国の大気汚染と日本の無策」とのタイトルで取り上げられていました。AJERというメディアで、2012.2.8放送分です。


この河添さん、すごくきれいな方で、しかもお話がわかりやすいです。


暖房需要が寒い北京ではものすごく増加するのだが、その石炭を燃やした際の排気のコンディションがすごく悪いそう。    粗悪な暖房施設なんでしょうね、、、


また工場の有害物質の排気については、日本の途上国支援ODAで、技術とお金が実は支援されているそうですが、どうやらお金は別のところで使われてしまっていて、一向に改善しないと。


中国を世界の工場にしてしまったのは、日本にも責任があるが、過去に汚染を経験した日本としてはそういう技術をもっていて、本当は指導しているけど、いかんせん、中国がやらないそうで


番組では、それこそ罰金などお金で制裁を与えないと、直すような国じゃないとも伝えていました・・・・


番組のタイトルに日本の無策とありましたが、河添さんは、まずは日本人皆がこの事実を知ることが大切、とおっしゃっていて、本当にそうだなあと思いました。


中国のように、目に見えてスモッグがかかったりしなかったりすると、実はじわじわ体を痛めつけられていても、病気にならなければ、なかなか私たちは問題意識すら持てないと思います。


過去の報道特集では、アレルギーの症状の患者さんで、今までになかったアレルゲンで、しかもその数値がすごい、ともやっていましたが、

本当にこれは何とか日本も国として、日本だけじゃ無理なら世界を巻き込んで、中国の大気汚染を改善させる動きが必要です。


人の体の健康はもちろんですが、偏西風にのってくる有害物質は、近い日本が一番悪影響があるそうですが、その手前の海ももちろん汚染されています

そして偏西風にのった有害化学物質は、日本だけでなく世界をぐるっとまわっているんだそうです。

中国の大気汚染は、日本だけでなく、世界も少ないけれど影響をうけているんです。


日本もかつて公害を生んでしまいましたが、技術がある今は、そういうことを防げるのに中国がしていないだけで、健康のためにはもちろんですが、地球規模の汚染をとめるためにも、

なんとかしていかないといけないことです。


これから偏西風が強く吹く時期(冬から春にかけてだそう)は、この中国大陸からの汚染物質に注意が必要なわけですが、、


一体どう注意したらいいものか、、、、、空気は目の前に存在していますから、吸わないわけにいきません。


そういえば、今月初めから花粉症だと思っているのですが、本当に花粉症だけかなあ。。。

PM2.5が付着した花粉だったりして、、、、とも心配にもなり、、、


今、また別の番組でやっていますが、中国で今起きていることは、かつて50年前、日本で起きたことと同じ、

でも、日本はその公害を克服して、今は九州の海も泳げるほどきれいになった、とコメンテーターの方がおっしゃっています。



ということは、中国の汚染も、中国と、中国の企業次第では、十分克服できるはず、ですね。


ああ、すこし希望が見えてきました。



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