私が普段のワークショップで行なっているのは、20×20cmの焼き桐の板に33本ピンのマンダラ作りです。
では、なぜこの大きさ?
このピンの数なのでしょう?
これには訳があります。
私がマンダラに出会った講座もそうでした。
基本形なのかしら?
ただ64本ピンだと、初心者さんにはちょっと時間がかかるんですよね。
型紙もなく釘打ちから始めると、最低でも3時間はかかる。
いや、3時間で出来上がるのはごく稀だと思います。
お子さんだと5〜6時間ほどかかるのではないでしょうか?
私も最初のワークショップでは64本ピンを教えました。
その時の会場は近所のカフェで、お茶とお菓子付きの貸切でした。
最初から完成は諦めて、マンダラ作りの要領だけを教えて、残りは宿題に…という内容にしたのですが…。
そのお店は午後から2時間しか借りられず、しかもティータイム込みの2時間でしたから、それはそれは慌ただしい事!
それでも、ありがたいことに受講生さん達は初めて目にするマンダラに驚き、簡単なワークショップながらも楽しんで頂けた様でした。
でも私はなんだか消化不良…。
と、ずっと気になりっぱなし。
仕上げの糸の始末や、裏にフックを付ける作業は別の日に行うことにはしたのだけれど、どうしても自分のした事に納得がいかないままでした。
2回目のワークショップからは場所を変えて、時間制限をかなり緩やかに変更。
お昼を挟んで4,5時間滞在できる場所を選びました。
それでも最後まで仕上げる事は難しかったのです。
そんなこんなで、モヤモヤを抱えたまま続けていたワークショップでしたが、2年前の『二人展』をきっかけに大きく変わりました。
せっかくならお子さんにも楽しめる内容に変えたい!
完成品を持って帰って欲しい!
そんな思いがムクムクと湧き上がり、かなり真剣に考え続けました。
時間制限を無くすだけじゃぁダメだ。
そう!
そうだよね。
時間が長けりゃイイって問題でもないはず…。
どこを変えればいい?
・・・誰でも仕上げられるようにしなきゃね。
では、どうする?
考えろーーーー!!
一番時間がかかるのはどこだ?
・・・釘打ちと糸の色選び。
では、釘打ちの手間を省くにはどうする?
・・・釘の数を減らしたら?
そうだね。
ピンの数が少なければ、ピン(釘)を打つ手間も減るね。
・・・糸かけの回数も少なくなる。
ついでに糸の段数を減らしてもいいかも?
・・・そうすれば色選びも少なくなる!
でも糸がスカスカに見えない?
間延びした感じはダメだよ。
・・・だったら円の大きさを変えたら?
いっそ、板も小さくすれば見映えも悪くならない!
そうだ! コンパクトなマンダラにすればいいかも~!!
時間制限を無くすのではなく、内容を変える!
限られた時間の中でも、
誰もが、
例えばお子さんでも、
出来上がった作品を持ち帰る事が出来る講座。
こうしてオリジナルの20×20cm板に33本ピンのマンダラ作りワークショップが出来上がり、今に至っています。
おかげさまで、「夏休み体験教室」を中心に、ワークショップにはたくさんのお子さんにも参加して頂けるようになりました。
11月のイベント
でも、20×20cm、33本ピンのマンダラワークショップを行います。
星型を入れたり、キラキラのビーズを散りばめてもOKです。
また、オリジナルの「雪の結晶」や「ハート」の型紙もご用意しています。
マンダラの変形バージョン「ハートマンダラ」にも挑戦出来ます。
以上の作品はどれも20×20㎝の板を使用します。
リクエストがあれば 30×30cm板・64本ピン もご用意出来ますよ。
ご予約の際にお申し出くださいね。
「手作りクリスマスマーケット」 (私のワークショップを紹介するページです)
11月23日・25日に出店します。
◎24日はお休みですのでお間違いなく~!
糸かけマンダラのワークショップ
午前の部 10時~
午後の部 13時半~
受講料 3,000円~(材料費込み)
※ 30㎝板の場合、受講料は同じですが材料費が若干高くなります。
ご了承ください。
道具も貸し出しします。
手ぶらでお越しください。
※ 基本のマンダラ以外をご希望の場合は、ご予約の際に一言お申し出ください。
お気軽にどうぞ〜(^^)
※ 釘と金槌を使います。
小学生以下のお子さんは保護者同伴でご参加ください。
※ お席に余裕があればご予約なしでも参加いただけますが、ご予約の方を優先させていただきます。
また、ご予約のない場合、デザインによっては材料がそろわない場合もあります。
ご予約は
11月15日より、門司麦酒煉瓦館へ。
電話 093-382-1717
(9時〜17時)