午前3時の夢の話 | アリス高崎障がい者就労継続支援

アリス高崎障がい者就労継続支援

群馬県高崎市にある障がい者就労支援施設です。
心の病の方が主に利用しています。
安心感と楽しさと仲間同士のつながりの中での回復を一緒に目指していける、そんな場作りを心がけています。
悩みをゆっくり話せる個人相談の時間も大切にしています

 
 
アリス高崎
ブログ担当 N です


基本的には、人が見た夢の話などは関心がないものだと思うんですけど…

先日すごく鮮明な色彩の夢を見まして、それでその色彩の鮮明さゆえに目が覚めて、
時計を見たら午前3時だったんですよ。

あんまり夢の色彩が鮮明だったので午前3時に目が覚めちゃったんですよね。

それでその夢の情景が、鮮明に頭に焼きついていて、
それでもって不思議なんだけど、
目が覚めた瞬間、その情景が全部一つの文章として頭の中に浮かんできたんです。

午前3時に、
頭に刻まれた夢の情景の文章をそのまま言葉にして、
スマホの音声認識を使ってペラペラしゃべって文章として形に残して、
スマホにしまっておいたんです。

まぁそれで、午前3時から起きてるのも嫌だから、喋り終わったら、もう一回眠りにつきました。

それで午前6時半にもう一度起きた時は、もう日常の慌ただしさの中に、すべて気持ちは紛れ込んでしまい、
そんな文章をスマホにしまっていたことを、すっか〜り忘れてしまっていたんですけど、

ある時その夢の文章がスマホにあることに気づいて、読み返してみたら、
なんとな〜く、それは、今の自分自身の心の色合いにすごくぴったりに染まっているような気がして、
それでその夢の文章をそのままブログに載せようかな〜なんて思っちゃったりしました。

人の夢などさほど関心のあるものではないし、
自分の記憶にとどめておくだけでいいわけだから、
わざわざブログに載せるほどのものでもないという事は重々承知なんですけど、
なんか今の自分の心の色合いに合致しているので、なんとな~くその夢の文章を載せちゃいます〜。

 
 
 
 


〈午前3時の夢の内容です〉

夢の中、
夢の中の仮想の実在しない見知らぬ女性と、僕は2人で公園を散歩していた

女性は静かにうつむいたままに歩いている

女性は大きな不安を抱えていた。
自分自身の今の心と、自分自身のこれからの未来とに
大きな不安を抱えていた。

彼女は不安を抱えた心で、黙ってうつむいたままに歩いていた




「あなたはきっと大丈夫だよ」



僕は静かに彼女にそう言った。



「なんで大丈夫なの?」


彼女はキョトンとした表情で僕にそう尋ねてきた。


公園の木々の緑は、季節の移ろいと共に秋色に染まっている


僕は彼女の問いかけに答えることができなかった…

だけど、季節とともに移りゆく公園の木々の緑と
季節の運んできてくれている秋の風の揺らぎは
季節の変化を私たちに伝えてきてくれていた。


何かが変わってゆくことを
それは伝えてきてくれていた



「なんで大丈夫かって?…
それは僕にも答えることはできないよ…」


僕はぼんやりとそう答えたが、

風に揺れる木々の葉と
涼しくなった秋の風の匂いが
確実に答えを運んできてくれているような気がした。



『時の流れが全てを流し去って、
解決してくれるよ』


そんなふうに語りかけてきてくれているのを感じることができた。


公園の緑の葉は徐々に秋の色に染まっている。