10月25日(土)・26日(日)の二日間、埼玉のうらわ市民会館で行われた「第8回埼玉市民演劇祭」という名前の演劇のイベントがありました
数組の地元の劇団さんが地方自治体からの助成金や、観劇しくれたお客さんからのカンパ等を得て(もちろん参加劇団での出費もあるのでしょうが…)、無料で公演してくれるのです
いいですよね…地方自治体がこういう芸術的なものの活性化に取り組んで下さるのって。
一般の地域住民の方々にも気軽に演劇を観ていただけて、支持していただける場所ってステキですよね~
で、その中の参加団体のひとつ、(劇)レインボウ城!様の公演を観に行きました
っつーか、この劇団の主宰様が会の実行委員長様でしたひゃぁ~
お疲れ様ですっっ
12月のウチの公演に客演が決定している飯田ナオミ女史が出演していたし、こちらの劇団さんとはとても仲良くしていただいて居るんですー
しかもこの劇団さんは今年で結成25周年という老舗の劇団さんなのですょっ
お芝居が好き、という原動力のみで、良質なお芝居を多くの幅広い層の方々に提供されています。
毎回オリジナルコメディを年に3本~5本公演されています。凄いバイタリティー
とても尊敬しているし、ここの劇団さんが、そして劇団の皆様が大好きです
んで、今回のお話は…
>明らかに覚悟が足りないまま、養豚業を始めた斉藤おじさん。くだらない理由で最初に飼った黒豚を死なせてしまい、それを教訓に買い始めたコブタたちには、情が移って売れません。
そんな所にブタの亡霊が現れ、斉藤を追い詰めます。
>斉藤は、口に糊するために始めた、いい加減なインチキ自然合宿に引っかかった親子から得た金を握り締め、コブタたちから一時的に距離を置くつもりで、町へ逃げてしまいます。(パンフレットより)
そこから始まる農場での物語り。
農場に来た人間の子供「テンコ」ちゃん、死んだ黒コブタの「もずく」、お父さんに逃げられたコイヌの「ピーター」、それからお母さんブタとコブタ達…。
みんなであくまでも無垢に…無垢な心を見失った子も、コブタ達と接して行く中で無垢になって行きます。
>泥だらけになっても輝いてる生まれたてのコブタと違って、どうしたって人間は、生きていれば新車のようにピカピカではいられません。
「いつの間にこんな所に来ちゃったんだろう」
多かれ少なかれ、誰もがそう思っている…(パンフレットより)
…沢山年を取ったオトナも、少しだけ嫌な思いをして来たコドモも、きっと、
「なんでこんなコトになっちゃったんだろう…」
って思ってしまった瞬間が、経験が、あるはずなんです。
でも、それが人生であって、そこがいい。
と、思えるように生きて行きたい…よね
そう思わせてもらえるお話でした
どんなに世間から見放された存在でも、どこかで誰かの役に立っていて、ひっそりと必要とされているの。
それは、鉄道博物館に住んでいる、元国鉄マンの鉄道マニアのホームレスが、こっそり鉄道員さんの悩み事のお手紙に返事を書いてあげるみたいに。
そのホームレスは一緒に連れている黒猫に「鉄道の神様」って呼ばれながら、いろんな場所を二人で旅した思い出を共有して黒猫のお陰で孤独な思いをせずに生きていける。
あぁっと、お芝居の中のお話です(笑)
人生って、汚れた心を否定しない事なんだなって思えて来てほっこりしました
ヒトって、個人単位で見たら本当にどうしようもなくて、しょーもない生き物です。
でも、その個人が集まって、汚れた部分も真っ直ぐ受け止められる場所が、社会なのかな…。
純粋に楽しく泥んこに転げまわれるわけじゃなく、気が付いたらすっかり何かに汚れてて、それが嫌で逃げようとして、出来なくて…それが「人間」。
間違ったコトは次から正していける。間違いに気付ける、間違ったものには申し訳ないけど、だけどこれでもう間違わない。それが出来るのも「人間」。
優しく、楽しく、最後にはじぃんと来るなにかを残してくれるお芝居をしてくれるのが、レインボウ城!さんです
ナオミさんは、農場の合宿に娘を預けに来るお母さんの役と、鉄道博物館に住んでいる黒猫「鉄道ネコ」の二役でした
ずっとね、「ネコ演るの」って伺っていたのですが、登場シーンはスーツのお母さん。
あり役が変わっちゃったのかなーって思っていたら、後半に出てきましたぁにゃんこのナオミさんっ
かーわーいーいっっ(写真は「ちょーごーきん江戸日記」
を参照して下さいっ
)
普段もちっちゃくて可愛い方なのですが、ネココスとゎ…ヤバイわぁ…あれは萌えるぜ…じゅる(こら
日頃から、芝居に関してはことのほかお世話になっている先輩の女優さんなのです。
櫻井の初舞台の時から共演させて頂いている女優さんなのですが、彼女が居なければ今の私は居ないと思います…そん位超超お世話になりましたっ否、現在もお世話になってますっ
ナオミさん、この舞台が終わって、すぐにウチの公演の稽古に合流していただくことになってしまいますが、何卒宜しくお願いしますなのです
そしてこの公演の舞台監督さんは、ナントナント9月の客演で櫻井が共演させていただいた小峰とらさんだったんですっ
これはもーホント、超偶然びっくりだったのですっ
あ、いや、共演してた時からお話は伺ってたのですけどね
終演後、すんごいバタバタしてるとらさんにも、一瞬のアイコンタクトでご挨拶…出来たはず
一瞬でも、ご挨拶できて良かったですご縁って大事だなぁ…
ウチにも出てくれないかなぁ…(笑)
こうしてまたまた元気を貰ってしまいました
今年はこの勢いでまだまだ、だだーっと観劇する予定を入れちゃおうかなっ
…おサイフと相談なトコロではありますが…
それよりもそろそろ自分のトコの稽古だなぁ~
自分の劇団にも、今回新しい参加者さまがいらっしゃるので、良い出会い、良いご縁になるといいなぁって切に願ってますっ
自分もいい芝居観たなーって言ってもらえる芝居を創らなくちゃっっ
(劇)レインボウ城!
の皆様、本当にお疲れ様でした
有難うございましたっっ