清春芸術村とは 武者小路実篤や志賀直哉を始めとする白樺派同人による美術館構想を、親交のあった吉井長三が私財を投げ出して、山梨県長坂町の清春小学校の跡地に1980年頃から「清春アートコロニー」として造り始めた芸術施設。その後も 安藤忠雄や藤森照信、谷口吉生、杉本博司などによる建築物が建てられ、現在も拡充している。

<ラ・リューシュ<>

アトリエ「ラ・リューシュ」は フランスはパリ(モンパルナス)の芸術家たちのアトリエ、ラ・リューシュ(蜂の巣)を模したもの。清春芸術村で一番最初にたてられたシンボル的建造物。

5月23日、甥の結婚式出席のためリゾナーレ八ヶ岳に一泊した翌日は、小淵沢駅でそのまま家に帰る家人と別れ、一駅列車に乗って、無人駅の長坂駅へ。前から一度行ってみたかった「清春芸術村」は、そこからタクシーで7~8分のところにありました。

平日だったせいか、見学者もまばらで閑散としています。初夏の陽ざしが厳しく、芝生の敷地に点在する図書館や美術館、礼拝堂などを 日傘を差しながら観て回りました。白樺の木陰に入れば、吹き渡る風は心地よく、芝生に寝そべって昼寝?をしているお兄さんもいました(笑)

<清春白樺美術館・谷口吉生>

中は撮影禁止だったので、参考写真をお借りしました。

↑洋画家梅原龍三郎のアトリエが 敷地の奥まったところに移築されていましたが、雑草に覆われていて、よく見えませんでした。

<白樺図書館>

残念ながら、中は見学出来ませんでした。

<エッフェル塔の階段>

パリのエッフェル塔を建て替える時に、初代エッフェル塔の一部を譲り受けたとか?

<茶室 徹・藤森照信>

空飛ぶ茶室などでおなじみの建築士、歴史家の藤森照信の茶室 徹。1本の檜の上に不安定に鎮座してます。アメリカの子供達が作る秘密基地ツリーハウスのようです。