瑠璃光院とは、比叡山の麓にある浄土真宗の寺院。数寄屋造りの書院は 大正時代の終わりから昭和初期にかけて、京数寄屋造りの名人・中村外二によって造営されたものとの事。「瑠璃の庭」と称される庭園の紅葉が、書院の漆塗りの机に映り込む絶景が有名です。

春と夏、秋の特別拝観の期間だけ見る事の出来るこの床紅葉で有名です。実際は床ではなく、黒漆塗りのテーブルに映る絶景なのですが・・・。

 

もうあれこれ説明するよりは ↑↓の写真を見てもらうのが一番。

想像以上に「緑滴る」青紅葉のリフレクションに言葉もありませんでした。

この「床紅葉」で有名な瑠璃光院は 叡電の終点「八瀬」から徒歩15分くらいのところにあります。秋の紅葉は、予約しても2時間待ちとか? 今回、叡電「宝ヶ池」の国立京都国際会館を訪れる事にしていたので、春の特別拝観中の瑠璃光院も回って観る事にしていました。

緑の樹々がテーブルの映り込む様は、本当に素敵でした。ちょっと不便なところでしたが、行ってよかったです。叡電沿いには「実相院」という門跡寺が やはり床紅葉で有名ですが、実相院は、開いた障子戸の間から床に映った紅葉を観るようなので、こちらの瑠璃光院の方に軍配が上がるのではと思いました。

瑠璃光院の拝観料は2,000円。写経の用紙も頂けるので、専用の部屋で写経をしている方もいました。それとちょっとびっくりしたのは、↓の「矢背の窯風呂」も模型?何でも「八瀬」の地名はもともと「矢背」から来ているとの事。天智天皇(中大兄皇子)が戦さで背中の矢を打たれて、その傷をこの窯風呂で癒したとか?一種の蒸し風呂ですね。

叡電本線の終点、八瀬駅のすぐ近くには 比叡山からのロープウェイ下駅の八瀬駅がありました。このケーブルカー駅は 2013年9月末に比叡山~大原三千院を訪れた時に利用しました。あれからもう11年・・・(遠い目) ちょうど停まっていたケーブルカーを懐かしく観ました。↓の斬新なデザインの「ひえい」は 出町柳から八瀬まで、叡電本線を走っているとの事。乗ってみたかったな~。