6日(土)は、小田原の早川漁港で、早めの海鮮丼ランチを楽しんだら、7年振りに 西海子小路の桜並木を観に歩け歩け。江戸時代には武家屋敷だったらしいこの一帯は、今も優雅なお屋敷が立ち並んでいます。小田原城の様に観光客でごった返すという事もなく、通りの両側の桜が 通りを覆いつくすように被さって咲く桜風景が大好きで、マイベスト桜のひとつで、楽しみにしていました。

↑ところがびっくり。桜の樹々の枝がバッサリ切ってあって、桜並木がこじんまりして風情がないこと甚だしい><。両側からの桜の枝が以前のようにつながって、「覆いかぶさる」という感じではなくなっていました。全体的にこじんまりとしてしましました。

 

↓以前の西海子小路の桜並木の風景

通りには小田原文学館があります。それと去年から週末だけ公開されている小田原出身の政治家松本剛吉の別邸を見学して来ました。さほど広くない敷地いに、平屋の母屋、雨香亭という茶室、築山の上には待合があり、一応池泉回遊庭園の面影を残していました。

面白かったのは、廊下の中央天井から大きな太鼓が吊り下げられていて、何に使うのか不思議でした。

帰って来てから調べてみたら、松本剛吉は 明治の元勲山縣有朋の側近だったとの事。小田原には 古稀庵という山縣有朋の別荘があったとの事。今は企業所有になっていて、こちらも日曜のみ一般公開してるらしいです。この古稀庵の近くに 昭和の電力王にして数寄茶人、松永安左ヱ門の松永記念館があるので、紅葉の頃に行ってみたいと思ってます。

 

蛇足ですが、京都の無鄰菴と 東京の自宅跡の椿山庭園を利用した椿山荘、そしてこの古稀庵を 山縣有朋の三庭園と呼ぶのだとか?と言うわけで、この松本剛吉別邸に行かなかったら知らなかった古稀庵の存在。今から紅葉の秋が楽しみです。