もう1週間も前になりますが、ようやく「ウェストサイドストーリー」を観てきました。1961年のロバート・ワイズ監督によるオリジナル版を映画館で観た私は、リメイク版を観てがっかりするのが嫌で、スピルバーグ版を観に行くつもりはありませんでしたが、レビューの評判もよく、何より身近で観に行った人の評価が高かったので、観に行く気になったというわけです。

 

中学二年の時に、友達と三人で初めて洋画(ウェストサイドストーリー)を観に行き、私を映画好きにした思い出の旧作の方は、どんな感じだったかもう一度観たくなって、その数日後に、動画配信UNEXTで1961年版の旧作を観た私です。と前置きはこのくらいにして、「ロミオとジュリエット」を題材にした「ウエストサイド・ストーリー」の筋書きは誰でも知っていると思うので、新作・旧作の両方を比較しての感想を書いてみます。

 

言わずと知れたハリウッドミュージカルの金字塔「ウェストサイドストーリー」・・・ポーランド系移民のとプエルトリコ系移民の不良集団の勢力争いの中で、社会の差別や貧困、人種問題に苦しむ若者たちを描き、許されない恋と悲惨な結末というわかり易いストーリーを、ハイレベルのダンスとナンバーで表現しています。冒頭のストリートに繰り出すジェット団、シャーク団の指パッチン(正しくのフィンガースナップというらしい)の踊り、ダンス会場での一糸乱れぬ集団での踊りにはただただ見惚れました。

 

と言っても旧作での、踊りはともかく、肝心のナタリー・ウッド、リチャード・ベイマ―、リタ・モレノらの歌が吹き替えいわゆる口パクなのは、今では考えられない事。このナタリー・ウッドの吹き替えのマーク・ニクソンは、なんと「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘプバーン、「王様と私」のデボラ・カーの吹き替えも担当しているとの事で、本当にびっくりしました。

 

ジョージ・チャキリスのイメージが強すぎて、リメイク版のシャーク団のベルナルドが、もう油ギトギトの若造にしか見えません。マリア役の新人レイチェル・ゼグラーも、どうしてもナタリー・ウッドの気高さのようなものが感じられませんでしたが、こちらは観てるうちにだんだんマリアに見えてきました。でも旧作では、白人のナタリー・ウッドを褐色の肌にして演技させたとの事。これも今の時代なら避難轟々でしょう。そうそう旧作のアニタ役のリタ・モレノが出演してる事はしっていましたが、メインキャストの一人なのでびっくり。素敵なグランマになっていました。

 

それにしてもメインナンバーの「トゥナイト」を始め「マリア」「アメリカ」「マンボ」「クール」「サムフェア」などのメロディが流れて来ると、一瞬にしてあの50年前の自分に戻って懐かしてほろ苦い感情が込み上げて来ました。

 

 

↓1961年版 「ウェストサイドストーリー」

↓ 友だちに借りたパンプレット

いわゆるパンフレットというよりは、制作過程を綴った図録ですね。2900円もしたそうです。対談もたくさん載ってて、読み切れませんでした。