ドラマ「すいか」

7月に入って、そろそろ新しいドラマが始まる頃ですが、前クールのドラマでは 視聴率は別として 一種独特の世界感で評判が高かったのが松たか子主演の「大豆田とわ子と三人の元夫」。脚本は あの伝説のドラマ「東京ラブストーリー」を若干23歳で書いた坂元裕二。普通の恋愛ドラマではなかったのであまり一般受けはしなかったのですが、なんとなく観ていた私も、回を追っていくうちにその独特の世界感のとりこになった一人です。

 

・・・と前置きはこのくらいにして、独特の世界感と言えば、もう18年も前のドラマ「すいか」が 未だにその独特の存在感を放って止みません(褒めすぎ?) しかもなんとブルーレイディスクで 今月下旬に再発売になるとネットニュースで読んで、本当に驚きました。動画配信サービスなどでお手軽に過去の良作ドラマが見られるこの時代に 18年も前のドラマのブルーレイが再発売されるだなんて・・・。あっ、当時はまだDVDしかなかったかも・・・。

 

 

というわけで 10数年ぶりに、確かhulu動画配信に「すいか」があったな~と思い出して、二日ほどで一気見しました。木皿泉の脚本×4人の女優達(あえて俳優とは書きません)の化学反応が醸し出す「日常の暮らし」を生きる事の尊さ&孤独にしみじみとしました。「ハピネス三茶」荘で起こる浅丘ルリ子、小林聡美、市川実日子、ともさかりえたちのあれこれ。みんながみんな、それぞれのしがらみを抱えていて・・・。そして影の主役の 3億円を横領した銀行OLの小泉今日子の存在感と言ったら・・・。存在感と言えば市川実日子は、「大豆田とわ子~」でも 松たか子の親友で突然死んでしまうかえで役で、とっても印象的だったな~。

 

 

何かの記事で読んだのですが、今のドラマは 放送終了後も動画配信で観ることが出来るので、内容、脚本も重要視されてきているとか?ネットでバズれば、リアルタイムで観ていなかった視聴者も 動画配信やレンタルなどで観ると言う事ですね。↓「大豆田とわ子と三人の元夫」も  松たか子扮するバツ3の会社社長(なりゆきで)と 元夫たちとの絡みがなかなかシュールで面白かったです。そうそう4人目にオダギリ・ジョーまで出てきました。ナレーションの伊東紗莉のハスキーボイスもよかったです。そう言えば松たか子と松田龍平が出ていた「カルテット」も 脚本は坂元裕二でした。

もうひとつ視聴率にはパッとしなかったようですが、菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀の売れない漫才コンビの「コントが始まる」も評判はよかったです。一部では 昔の名作ドラマ「ふぞろいのリンゴたち」になぞらえてる人もいました。私は 1話でリタイアしてしまったので、これも動画配信(テラサ)で週末に観ようと思ってます(あ~忙しい・笑)