先週6日土曜日は 前日の雨とは一転して、真夏のような暑さの一日。友達に誘われて 鎌倉まで出かけて来ました。春秋の二日間ずつしか一般公開しない華頂宮邸を見学するために。ここは 以前に2度ほど 建物と庭だけは見学をしたことがあるのですが、建物内部は初めてです。

土曜の鎌倉は久しぶりでしたが 想像以上の込み方でした。竹の寺で有名な報国寺のすぐそばなので、 バスの中はぎゅうぎゅう漬けで、汗だくでした。、昭和4年の春に華頂博信侯爵邸として建てられ、現在は 鎌倉市の所有となったこの建物は、かなり劣化が進み、天井の一部の塗装は剥げかかって落ちそうでした。こういった古い建物を保存維持していくのには、とても大変な事だと思います。

鎌倉には 他にも 旧加賀藩前田家の別荘として建てられた現鎌倉文学館がありますが、あちらは 公的建物として現在も使われているので 保存状態もいいようです。建物裏の洋式庭園には バラが植えられていますが、残念ながら、秋バラにはまだまだでした。

暖炉は、スチームが置かれ、地下のボイラー室で重油を燃やして その当時としては最先端の全館暖房だそうです。また各部屋の電灯は、すべてひとつひとつデザインが違っていてビックリ!なんて贅沢な。よくテレビドラマなどの撮影にも使われるようで、最近では 上川隆也の「執事西園寺の名推理」や、ディーン・フジオカの「モンテ・クリスト伯」でも 主人公の住まいとしてロケ地になっているようです。