三社祭の能舞台を見て、思い出すのは、この日のこと。

 

 

「能の体験講座」

能衣装を試着させてもらうアリス、12歳。

 

古い能面を見て、お兄ちゃんは、気味が悪いと言って、面をつけたがらなかった。

アリスは積極的に参加。

 

こんなに普通の子だったのに、、、

なんで、変な病気になってしまったんだろうって、昨日も泣けて仕方なかった。

一週間の仕事を終えて、オフの日だった昨日。

疲れも溜まって、体調悪くて、痛み止めを飲むと、そのせいで、眠くなって、日中、寝てしまったり、、、

なんだか、私、腐ってる。

 

12年前に、料理教室に来てくれていた方が、最近の私のFacebookの投稿を見て、アリスのことに気がついたらしい。

「お嬢さんのことが過去形で書いてあるけど、何かあったのですか?」とメッセージをくれた。

話してみると、彼女も、5歳の時に、弟を2歳半で亡くしていると言う。

階段から落ちて、打ちどころが悪く、即死だったらしい。

わー、それも、両親、家族にとって、たまらない悲劇だね。

 

事故や、天災、親近者の死というものは、世の中にあるものだけど、いつも、「他人の話」と思っていた。

けど、本当に、そうじゃないことを、アリスが逝ってから、直面することが多くなった。

 

なんて、この世は冷酷なんだろう。

ユートピアを夢見る私が、間違っているのか。