市に、現行制度に対する不満を口にした時に、
保育士不足、と言われたことがある。

私立園については、確かにそうなのかも知れない。

ただ、市については、それは詭弁だと思う。


職員採用のページを見ると、
少なくても100名以上の保育士が採用試験を落とされている。
市の職員定数は条例か何かで決まっていて、人員不足だから、と急に追加採用することは難しいのだろう。

しかし、条例などを改正して、定数を増やすことは可能なはずだ。

それは、保育士不足、ではなく、職員の努力不足なのでは無いか。

保育士不足は世間一般で言われていることなので、そう言っておけば納得してもらえると嘘をついているだけなのではないか、と思う。




支援保育、受け入れ園では、空きが出て、待機児童の中で一番点数が高ければ必ず入れるものと思っていた。
しかし、実際は受け入れ体制が整わなければ入園できないらしい。
何のための加点?

加点は障害児をあぶり出すための単なるエサで、やはりこの制度は保育士さんの負担を減らすことと、手のかかる子を排除することを目的とした制度なのか。

私立園で受け入れが難しいのなら、公立園で必ず受け入れられるような体制をを整えるべきではないのか。



うちの市は、障害児に限らず待機児童が多い。
例えば、1:1の加配が必要な子の場合、先生一人につき1人しか預かることが出来ないとする。4.5歳児の障がいなどの無い子の場合はそれが30人くらい預かれるのかも知れない。待機児童を減らすために、障害児を後回しにしよう、という考え方があることは分かる。
(納得はできないし、正しいとも思わない)

しかし、それは、保育士が不足していて、保育士数で受け入れ人数の上限が決まっている場合の話だと思う。待機児童が多いのは、障害児がいるからではなく、保育士や施設の数が不足しているからだと思う。
そのことを棚に上げて、障害児にとばっちりがくる現行制度はどうかと思う。

園児の定数を決める要因は、保育士数だけではなく、施設の床面積など、他の要因もあったと思う。

保育士数が十分に足りていれば、体制が整わない云々と言わずに、障害のある子も無い子も平等に点数で受け入れる事が可能なはずだ。


市の人口は増加傾向にある。(税収も増えているはずである)待機児童も多い。この状況で、何故保育士(市職員)の採用人数を増やす努力をしないのかが分からない。

公立園で全ての障害児を受け入れることが出来ないのかなら、市が多めに保育士を採用して派遣すればいいのではないかと思う。公務員が民間企業に研修等の名目で派遣させることはあると思うので、制度上不可能ということは無いのではないかと思う。




障害児を保育するためだけに、それだけの人件費をかけるのはどうか、という意見も当然あると思う。

別に私は、加配を強く望んでいるわけでも、保育園じゃなければ嫌だと言っているわけでもない。加配は園が不要と判断するなら無くてもいいし、フルタイムで働けるだけの時間を預かってくれるところがあるなら保育園で無くてもどこでもいい。
育休を何年も延ばせるのなら(もちろん手当は無くても)それでも構わない。
子どもを抱えた中年女性が、一度仕事を辞めると、再就職するのがどれだけ大変なのか理解してほしい。



市の職員は障害児を抱えた子を持つ親が、家族やこどもの将来をどれだけ不安に感じているか、少しでも考えてくれたことはあるのだろうか。
うちの子は自分で働いてお金を得て生活することは難しいかも知れない。その時に、親が死んだ後も生活保護などを受けなくても、最低限の生活をできるだけの蓄えを残してあげたい、と思うことが、そんなにいけないことなのだろうか。





余談だか、言語聴覚士についても同じだ。

私の住む市では、言語聴覚士不足のため、市のセンターでは年長さんしかSTを受けることができない。

市に聞くと、募集しても人が来ないのだとか。

採用のページを見ると、昨年度は一人だけ採用し、残りは落としているし、今年度にいたっては、募集すらしていない。

事実と異なる言い訳をするのはやめてほしい。