こんにちは。霊視鑑定のアリスです。
死の間際の言葉についてお話します。
大切な人が亡くなる間際の言葉が忘れられないという人はとても多いものです。
死にたくない、どうして自分がといった言葉や家族への不平不満、それからあの世ってどんなところ、死んだらどうなる、もしくは衝撃の事実を言うなど様々あるでしょう。
まず死にたくないとかどうして自分がという言葉を聞くと可哀想にと残された家族は気にしますが、亡くなってしまうとまぁ仕方ないよねと受け入れる人が案外多いものです。
あなたの人生でもやったことがないから怖いだけで、やってみたら案外大したことなかったと思う出来事もあったと思います。
死も実はそれと同じであり、いつまでも死の間際の言葉を気にしているのは残された側だけだったりするものです。
確かに死後に死にたくなかったという人はいます。
ですが、それは死そのものではなく他の要因があるもので、例えば遺産をこの人には渡したくないのにとか、言いたいことを言えばよかったとか、死そのものを経験したくなかったというわけではなく他の未練により発言しているのです。
ですが、よほど強情で執着心の強い人でない限り、時間が解決してくれます。
死後はのほほんと過ごせるわけではありません。この先に霊的世界になじみ自分を見つめ更に魂を高めるという作業があると魂は理解し、いつまでも地上世界に構っていられないとふんぎりをつけ成仏していくものなのです。
次にこれはよく余命わずかな人に多いですが、あの世ってどんなところといった疑問を投げかけてくるケースです。
直接の余命宣告がなくてもすでに魂が死の準備をしているため、本人は何となく自分の死期が分かるものです。
余命宣告を本人に告げなかったことを後悔するご遺族は沢山見てきましたが、本人が「雰囲気で察していた」とか「バレてないと思っていたの?」と笑うことが多く、余命を告げる告げないは修行を終えた側からするとどうでもいいことだったりするのです。
ただし疑問を投げかけられた時に、変にいいことを言おうとするのは止めましょう。そのときに真摯に向き合った自分の言葉を言えばいいですし、分からないなら分からないと言ってよいのです。誤魔化しではない真摯さ、それが魂に届くのです。
最後に衝撃の事実を告白した場合です。
知りたくなかったという事実を死の間際に言って、残された側が苦しむことがあります。
過去にも死の間際の母からお前は当時の不倫相手の子だと告げられる出生の秘密や、過去の犯罪の暴露、兄弟でお前が一番嫌いだったなど、聞かなければよかったと思う事実に苦しむ人は多いものです。
これは亡くなる人の最後の甘えだと思って受け入れるしかありません。
聞いたことで相手を責めたり悲しんでも、どうしようもないことはどうしようもないのです。こんなことを言われたと自己憐憫に浸るのではなく、吐き出せてすっきりしたかなという利他愛で発言を受け入れましょう。
死を重大なものと捉えるのはあくまで地上世界だけです。乱暴な言い方になりますが、いずれ死ねば分かります。
地上世界の学びを終えた側からすると死の間際の発言は、よく分からなかったから言っちゃったとか寿命がその時って知らなかったんだよねくらいの軽いものにすぎません。
亡くなり方にはその人の生き様が出ます。死の間際の言葉がどんなものであれ、その人の生き様だったと受け入れることが大切です。
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