こんにちは。霊視鑑定のアリスです。
生まれ変わりについてお話しします。
幼い子を亡くした際に、もう一度生まれ変わって自分の元へと来てほしいと願う人も多いでしょう。
親心としては理解出来ますが、その可能性は無いに等しいという真実を受け止めねばなりません。
まず地上世界に生まれてこれる可能性は大変低く、生まれてきたいからといってすぐに生まれてこれるわけではありません。
幼くして亡くなった場合、生まれる前からその死期を本人のカリキュラムとして決めてきており、その時代、その国、その親などから学ぶことが終わったため霊界に帰ったケースがほとんどなのです。
学びを終えた以上、同じ親の元に生まれ変わる必要がありません。その親が好きだから、親が同じ子供に会いたいからという理由では生まれ変われないのです。
また、この地上世界では生きていることが良いことで亡くなることが悪いことのように思えますが、霊的な目線で見ると逆です。
霊的視点で見れば、生きるというのはこの波長の低い地上世界で人間同士の未熟さをぶつけ合い、辛く苦しく悲しいことを寿命の限り経験しながら大切なことを学び修行をするという意味であり、亡くなることとはそういった修行からの卒業であり解放なのです。
そのため生まれ変わってきてほしいと願うことは、もう一度この地獄のような地上世界に修行にこさせたいという意味と同じであると理解しなくてはいけません。
短い期間であっても立派に修行を終えて帰れたのですから、寿命をまっとうした幼い子に対して可哀想や不幸、やり直させてあげたいと思うのは傲慢で失礼なことなのです。
生まれ変わりと間違えるケースとして、例えば自分の親の命日と子供の生まれた日が同じであった場合、生まれ変わりかと信じたくなると思いますが、人が生まれ変わるのは平均的に200年から300年かかるため生まれ変わりではありません。
更にペットも生まれ変わりますが、同じ飼い主の元にくるのはレアケースです。愛情を持って最後まで見送ったのなら、その確率は更に低くなるでしょう。
ペットも学びのためにこの地上世界に生まれてくるのです。同じような性格の飼い主の元では、体験や感動も同じようなものになってしまうため、次に生まれてくる時は別の環境を選ぶのが魂にとって良いのです。
相手を愛しているから、一緒にいたいからという理由ですぐに転生し生まれてくることは出来ません。
魂は不滅ですが、今の環境と今の肉体は1度きりです。自分だけでなく出会う人も来世でも出会えるとは限りません。
だからこそ後悔のないように、一緒に生きている1日1日を大切にしなくてはいけないのです。