こんにちは。霊視鑑定のアリスです。


怖いもの見たさについてお話しします。



世間には、真偽は別として心霊系の映像や体験談などが溢れています。

そういったものを見なきゃ良かったと後から後悔するのに見たり、逆に意気揚々と見るのは、実はどちらも魂の揺さぶりを自分自身に与えているのです。



私たちは元々魂の存在です。地上世界で学びをするために肉体を持っているだけなのですが、霊的真理を意識せず普通に生活しているとどうしても魂よりも肉体の比重が大きくなり魂の感度が鈍くなってしまいます。


そうした時に自らの魂が、自らは本来魂の存在であると思い出すために求めるのが「怖いもの見たさ」なのです。


ですが、それは魂の揺さぶりを負の側面から与えているにすぎません。

正の側面からの魂の揺さぶりは真善美に触れ、感動の涙を流すことです。



どちらも自分が魂の存在であることを思い出す行為ではありますが、正の側面からの揺さぶりは魂の浄化と向上に繋がるものであるのに対し、負の側面からの揺さぶりは長続きせずマイナスの因果を背負うだけとなることを忘れてはいけません。


マイナスの因果とは、例えば今あなたが落ち込んだり悲しんだりしているとします。そっとしておいてほしいと思っているのに知らない人が突然家に上がり込んできて、面白おかしく騒ぎながら「今どんな気分?ねぇどんな気分?」と聞かれたらどう思うでしょうか。

そういったものを映像に納めたのが心霊系の映像なのです。どのような因果になり返ってくるのか分かると思います。


きちんと浄霊出来る人がデモンストレーションとしてやるのならまだしも、そういった他者に対する「からかい」や「冷やかし」に興味を持ち楽しいと思ってしまう心、そうしなければ魂の存在であることを思い出せないほど地上の垢まみれになってしまった自分を恥じなくてはいけません。



愛する亡くなった人があなたとの思い出の場所を懐かしむために見に来ただけなのに、たまたま知らない人の写真にうつりこんでしまい恐怖の心霊写真として人目に晒され続けたらどんな気持ちがするでしょう。

勿論、全ての霊に同情するのは憑依を呼ぶため危険です。ですが、悪霊だなんだと騒ぎ立てられる霊も、誰かに望まれて生まれ誰かに愛され誰かと共に生きた魂であることを忘れてはいけません。

 

何か怖いものを見たいと思った時、それは自分の魂の波長が荒くなっていると自覚し、真善美に触れ正の側面から魂を目覚めさせることが大切です。