こんにちは。霊視鑑定のアリスです。


壊れた関係についてお話しします。



友人、親子、夫婦、仕事仲間など色々な人間関係がありますが、どんなに努力しても関係を修復できないこともあるという事実を受け入れなければなりません。


血が繋がっているのだから分かり合える、話し合えば分かり合えるというのは妄想です。肉体という個別の入れ物にわかれた以上、完全に分かり合うことは不可能なのです。

あの世では肉体が無いため、何も言わずとも100パーセント理解し合えます。それが出来ずにもがくことを学ぶために、あえて肉体を持ち個別に分かれたとも言えるのです。


自立心故に縁を切る人、未熟さ故に嫌われ縁を切られる人など様々いますが、縁を切った、切られたのであれば相手との交わりはそれまでとドライに考えてください。


文句を言いながら縁を切らないのは打算があるから、縁を切るのは悪いかなと思うのは相手からいい人に思われたいからです。

また、縁を切られた相手を追いかけるのは相手を大切に思っているからではなく自分を否定されたことに納得がいっていないからです。そして縁を切った相手に対して恨みや不平不満を言うのは、ただの自己憐憫です。


冷静に自分の心を見極めれば縁を切るべきか、切らざるべきか結論が出るのですが、一刻も早く縁を切るべきである壊れた関係に気がついていない人も多いのが現状です。


一切会話のない夫婦や親子、顔を合わせれば喧嘩だけの夫婦や親子、お給料の多さで家庭内の意見の通り方に違いがある夫婦や、暴言を吐かれても暴力を振るわれても親だから子供だから夫婦だから血縁だからと理由をつけて依存し合う関係は、一刻も早く縁を切るべき壊れた関係です。

同様に、愚痴を言い合うだけ、傷を舐め合うだけの関係、味方の振りをして近付いて傷付けて楽しんでいる友人関係も早々に縁を切るべき壊れた関係です。



人間関係は小さな積み重ねで出来ていますが、壊れた関係というのはいわば土台が壊れた家と同じ状態です。

土台が壊れ傾いた家はいつ倒壊するか分からず危険です。土台が傾いていては中途半端に修理してもどこかに歪みが生じるだけのため、一度全て壊して更地にするでしょう。


人間関係も同じです。更地にする勇気が必要な時もあるのです。

土台の壊れた家に住み続けて幸せになった人はいません。これまでの霊視鑑定の経験上、思い切って更地にした結果新しい幸せを掴んだ人のほうが多いものです。



壊れた関係を築かないようにするには最初の見極めが肝心です。


自分の意思を持っていて私を引っ張っていってくれるところが好き、は結婚したら家族のことを考えない身勝手な人に変わります。

細かいところまで気がつく気配り上手な交際相手の親、も結婚したら、いちいち口を出してきて自分のやり方を押し付けてくるうるさい人に変わるように、人間関係は最初の見極めが肝心なのです。


無理だと思ったら、どんなに好きだろうとどんなに条件が良かろうと最初からご縁が無かったと諦めることが傾いた家に住まないための秘訣です。


相手の性格や考え方を変えることは出来ません。それでも関係を続けていきたいのであれば、最初にはっきり宣言することです。

例えば義理の親に、子供の面倒を見てくれるのはありがたいけれどその度に私たちの介護は宜しくねと言われる、でも介護をする気はないのであれば、きっぱりと介護はしないと言うことです。勿論それで子供の面倒をみないと言われるのであれば、それで構わないと割りきるしかありません。子供の世話はしてほしいけれど介護はしたくないといういいとこ取りは出来ないのです。


曖昧な言葉で濁すことは壊れた関係の第一歩でもあります。相手をよく見極めて自分の発言に責任を持つ、それが真に魂を輝かせる人間関係を築く秘訣です。