こんにちは。霊視鑑定のアリスです。


ありのままに生きるということについてお話しします。



ありのままに生きるというのが、巷では素晴らしいことのように思われていますが、まず無理です。


アマゾンの奥地で獣を狩り生涯一人で生きていくのであれば別ですが、少なくとも人間社会の中で生きていくのであればその願いは叶うことはありません。



ありのままの定義とはなんでしょう。

お腹が減ったからコンビニで物を盗んで食べる、暑くて服を着たくないから外で脱ぐ、そういう生活がありのままだとしたら、まず無理というのは分かると思います。


では巷で定義される言いたいことを言い、やりたいことをやるのがありのままなのだとしたら、それは今すぐ可能なことです。

誰もあなたの口を手で塞いでいませんし、手足を縛りつけてもいません。ですが、大抵の人はそれを行いません。なぜならデメリットが大きいからです。


職場で好き勝手発言したら職を失うかもしれませんし、傷付いた人に訴えられるかもしれません。家庭でもありのままに発言したら、心落ち着く場所ではなくなるでしょう。

また働きたくないといって仕事を辞めれば生きていけなくなりますし、やりたいことだけやってもそれでお金を稼げるとは限りません。


つまり巷で言われるありのままというのは、自分にとって都合が良く、かつ我が儘を通して生きていきたいということなのです。

勿論、人生は自己責任ですので、それでもありのままに生きるというのであれば守護霊さんたちも止めないでしょう。ただどんな結果になっても受け入れるという覚悟を持つことが必要です。


また、ありのままの自分を愛してほしいというのもとても傲慢です。

ありのままの自分を愛してほしいというのは、畑から引き抜いた泥まみれの野菜を食えと言っているようなものだと聞いたことがあるのではないでしょうか。


そしてありのままの自分を愛してほしいのならば、ありのままの相手を愛さなくてはいけません。服を洗濯せず髪もとかさず風呂にも入らず好き勝手思うがままに言う、それを相手が自分のありのままだと主張したのなら受け入れなくてはなりません。


自分はありのまま愛されたいけれど、相手にはそれなりの身だしなみとか責任とか優しさを持ってほしいというのはただの我が儘なのです。



人間社会に生きる以上どこかで我慢はしなければなりません。「ありのまま」という言葉に踊らされず自分の人生を見つめてください。