2023年4月25日
ダンテのストレス
ここ数年、風が気になる。
Rakuen運営を始めて、植物たちの環境が気になるようになったから、ということと共に、周囲の家の防風林が軒並み伐採されてしまった影響も大きい。
実際に、春に吹く風が強くなったのかどうかはそれ以前の記憶がないので分からないが、温暖化の影響や地球環境の激変が関係していないわけはない。
ただ、Rakuenの周辺に関しては防風林の消失が一番の原因であることは否めない。お陰で一番最初に取り組んだのは防風林を周囲に生やすための植林である。現在、まだ苗木がようやく植わっているだけで、防風の役割はまったく果たせていない。
今、挿し木しているのは山葡萄(とはいえ、原種ではなくちょっと改良されているが)とレンギョウとリンゴの木たち。今朝は、誰か(鶏か猫か狐か)がレンギョウの鉢を二つひっくり返していて、傍にいたペンペンたちがすごく叱られて、もしも濡れ衣だったら「ごめん」という状況。
数日前には山葡萄たちのために竹を傍に立ててみた。それから、ハウスの南側にグリーンカーテンを這わせようと、竹を刺して網を張る準備をした。そして、そこにメロンのタネを蒔いてみた。(←それはグリーンカーテンか?(;・∀・))ゴーヤのタネと、昨年買ったヘビウリのタネも蒔いてみたが、ヘビウリの方は無理かも。昨年のタネだし…。昨年自家採種した種はポットに蒔いてみたが、まだ芽が出ない。
そういえば、ポットに蒔いた種たちも、芽が出たものと、まったく出る気配のないものがあって、ちょっと悲しんでいる。
(芽が出たもの:白瓜(自家採種)、トマト(買ったもの、自家採種どちらも)、オクラ(買ったもの、自家採種)、カレンジュ(自家採種)、ネモフィラ(自家採種)、マロウ(買ったもの)、ゆり(いただきもの))
(芽が出ないもの:ドラゴンヘッド(買ったもの)、きゅうり(自家採種)、ピーマン(自家採種))
畝も芽を出したものとまだ芽が出ないものがある。芽が出たのは二十日大根、小松菜、春菊。人参が芽を出さない。
ダンテは、さっちゃんが抱卵に入ってしまった辺りも大分痩せて軽くなってしまったことがあったが、一時期持ち直していた。しかしまた最近になって抱っこすると軽いと感じる。
外に出すと通行人について行ったり、近所の家に勝手に行ってしまったりということをするので、ハウスに入れておくことが多いのだが、そうすると、ハウスの中ではまったく落ち着かず、とにかく外の様子を窺っている。あっちにいったりこっちに来たり、小屋に飛び乗ったり止まり木に飛び上がったり。そんなことばっかりしているので、ろくにエサも食べていない。
作業をするとき、一緒に外に出してもこちらが作業に集中してしまうと、勝手に家の玄関に行ってしまう。だから結局ほとんど何も食べていない。
時々、まったくダンテのために傍にいて相手をしてあげないと、外でも遊ばない。
ダンテはほんとうに理解出来ないんだろう。何故、ママがそばにいてくれないのか。ダンテにとっては鶏は群れの仲間ではないんだろう。家の中でずっとママと暮らしてきたダンテは、そこにいるのが当たり前で、何故、今ハウスの中に置かれるのか、何故、夜になっても迎えに来てくれなくなったのか、理解出来なくて混乱している。怒ってもいるんだろうし、悲しいんだろう。
それを思うと、朱鷺(shuro)も気分が落ちてしまう。
それからマノの風邪。これも治らない。
そして、極めつけ、昨年植えて今年花が咲くのを楽しみにしていた梅の木が、根っこをネズミに食われて死んでしまった。
ネズミ捕りの毒を使いたくなる農家さんの気持ちを今年も味わった。
更に、やはり昨年移植した山椒の木も枯れてしまったし、産土神社の鎮守の森から連れ帰った紅葉が、今年は無事に春を迎えていたのに、今日見たら葉がくたっとなって死にそうになっていた。根元をまたネズミが? と思ったが、よく分からない。梅の木はもう根元がすっかり無くなっててスポッと抜けてしまったのが、紅葉は引っ張っても抜ける感じではない。何が原因なのか分からない。
なんだか、周りの生き物たちの元気がなくて、朱鷺(shuro)も胃腸の調子が悪い。
さっちゃんと、ヒヨコたちだけが元気でハウスの中を荒しまわっている。ヒヨコたちはだいぶ動きが素早くなって、捕まえるのにちょっと苦労するようになった。こんなにヒトに慣れない生き物が増えるのもなんだかな~である。こいつらは外に出さない方が良いかも知れない。