2022年2月2日
世界は良い方へ向かっている
それを今日初めて感覚として腑に落ちた。
「残響のテロル」
他にも、「サイコパス」など、崩壊する世界や、もっと心象として狂気を描くアニメは多数あるが、そういうヒトの心の荒廃をテーマにする作品を観ると、以前はやるせない気持ちになっていた。
しかし、今、それを観て感じたのは「こういう狂気渦巻く崩壊は終わった」ということだ。
洗脳に寄る圧力はうっとうしいが、世界は今「浄化」しているのだと思う。
陰極まりて陽に転じる。
倒れるほど傾いて、ようやく振り子が反対方向へ舵を取った。
抜けたい、ではない。
もうトンネルは抜けたのかも知れない。
その道に気付いた人は、光の見える方向へ進み始めている。
暗闇を歩き続けたい人たちのことを構う暇はなく、目の前に拓けた道をひたすら進まなければならない。どんなに先に光が見えていても、この道は決して楽ではないし、急で険しいイバラの道だ。だけど、野イバラは春になれば可憐な花を咲かせる。棘に傷つきながらも、進んでみせる。