ファイナル・デッド・ブリッジ | アリスの映画鑑賞日記

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見た映画を、毒舌を交えて紹介していく映画ブログ。ホラー映画過多気味ですが、気にしない気にしない。

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 「ファイナル・デスティネーション」シリーズ第5弾。

 

凄惨な橋の崩落事故によって死ぬはずだった若者たち。

 その中で事故を予知した者によって、九死に一生を得るが、結局死からは逃れられず、次々と「事故」で命を落としていく・・・。

 

 基本的パターンは、シリーズ通して同じ。

 殺人鬼も、幽霊も、モンスターも出てこない。

 すべて偶然が積み重なっておこる事故で命を奪われます。

 思わせぶりに画面に展開される画像から、「あ、次はこれがこうなって死ぬな」と、思わせておいて、逆にそっちかっ!という意外なパターンで、いい意味で期待を裏切ってくれる死にざまがナイス。

 第4作の「ファイナル・デッド・サーキット」は、この死にざまがワンパターンな上にひねりが全くなかったので、もうこのシリーズDVD買うのやめようかなー、と思ってましたが、5作目は再び意外性のある凝った死にざまを次々と見せてくれるので、買って大正解。

 シリーズ初期の頃のような、うまい緩急のつけかた、時にクスリと笑わせてくれる懐の深さも見せてくれます。

 

 2作目以降は、事故で生き残った人々が自分たちの身に何が起こっているのか、ネットで調べたりして簡単に謎が解けてしまうのだけど、今回それがないなあ、と思っていたら、最後のオチで納得。

 なるほど、うまいことつなげたな。


 オープニングとエンディングは、これまでの作品にオマージュをささげた演出もあり、これ3Dで見たかったなあと残念でなりません。特にオープニングのガラスがどんどん割れている演出は、見ごたえあっただろうなあ。


 惜しいところは、内臓と血のりのCG処理が甘いことと、出演俳優が地味、という2点(笑)。

 それを除けば、大満足の作品でした。


《私の評価》


  ☆☆☆☆☆