北の国から | 続・阿蘇の国のアリス
「小樽のゴルちゃん、
どうなったかな...」

「2度目のトライアルに
失敗して、そろそろ収容期限も
なくなっちゃうと思うけど...」

月曜日の朝は、
ジュジュかあさんとの
そんな会話から始まりました。


小樽のゴルちゃんというのは...

小樽市の犬管理所に
収容されている、
ゴールデンメス8歳のことで...

大好きな
のんママさん、ココママさん、
めめーるねねさんが、
ブログでリブログして
心配している
ワンちゃんのことです。


「さて、どうしようか...
どうしたらいい、アリス」






「アリスちゃん、きてたの?」


(うん、気づかなかった?)

「だって、動かないんだもん」


「気になるんでしょう?
電話していいよ...」


「熊本から電話しています。
ゴールデン8歳のことですけど、
譲渡を希望したいと思いますが、
どうしたらいいですか...」


「希望される方には
優先順位があります。
あなたは5人目の
希望者になります...」


「5人目だって...」


「ジュジュかあさん、
電話しました。

5人目でした...

もしぼくに決まったら、
北海道まで
迎えにいってくれますか?」

「いいですよ!
私がちゃんとしつけて、
アリスパパにお渡しします」


ジュジュかあさん
「自分の犬を
きちんとしつけることは、
犬を飼う人の
絶対前提条件です。

ブームにつられて、
さしたる動機もなく
衝動買いし、
自分の犬にわがまま放題
されている人を見かけると、
先にしつけるべきは人間だ、
といいたくなるの」


「アリス、
もし決まったら、
名前はオタル...」


「...いいかな?
アリスが生きられなかった
8歳からの命を、
繋いでみたいんだ」


(...いいよ。
そのかわり、
オタルを呼ぶときは、
黒板五郎を真似して、
オ、タ、ル、って呼んでね)