一つだけ聞いてもいいかい?

アリスは子どもの頃から、
とても暑がりだったよね。
冬でも遊んだ後は、
車のなかでクーラーがいるくらい。
助手席の足元にもぐり込んで
よく頭を冷やしていたね。

それに、
暇さえあれば、
頭の、そう...
今ある脳腫瘍の位置を、
一生懸命なでてなでてって、
前足でアピールしていた。

ねぇ、アリス。
あの頃から
脳腫瘍はできはじめていたの?
あの時、
いっぱい頭をなでていたら、
脳腫瘍はできなかったの?
(後で、自然療法の先生から
アリスは頭に熱がこもりやすい体質だと
聞かされました)
ごめんね、
それも気づけなかった。

皆さんの祈りのおかげで、
アリスは無事に酵素風呂から
帰ってきました。

ママはアリスのために復活しました。
酵素風呂の翌日は、
アリスを病院に連れて行きました。
本物の獣医さんがいる病院です。
「奥が上がってる、よろしい」

「皆さんで南阿蘇のいちごをどうぞ♪」

「すいません、先生。
勝手にてんかん剤を減薬して、
てんかん発作を
起こさせてしまいました」

「わかりました。
てんかん剤を減らしたせいで、
薬の濃度が下がったんでしょうね」

「でも、薬を飲ませていても
発作は起きるものですから、
そこは気にしないでください」

「アリスちゃん、えらいね♪よく耐えたね♪」

病院から帰って、
アリスにシカ刺しを
差し出しました。
酵素かけおとうさんが
アリスのために、
捕まえてくれたものでした。

「パパが大好きな、
鹿さん、お馬さん、あか牛さん、
いつもありがとう...。
みんなの命を、
いただきます...グスン」
アリスはきれいに全部たべました。
