鬼のような形相で | 続・阿蘇の国のアリス
「アリス、ごめんね...

勝手にてんかん剤を減薬したら、
てんかん発作が起っちゃった...」


「いいよ...私も薬は嫌いだから。

それに、私が
てんかん剤を飲むようになって
歩けなくなった...って、
パパが先生に伝えたら、

先生もあと少し飲んだら
減薬しましょうかねって、
言ってたしね...」


「...この旅で
死ぬようなことになっても、
悔いはないよ」

「死なせないよ、
この旅は生きるための旅なんだから」


そこへ、電話が鳴りました。

「こら~!モノ申すーー!
なんで、勝手に、減薬したの~!」


「ジュジュかあさんからだ、
怒ってる...」


パパ
「ジュジュかあさん、
医者の言うとおりにしていたら、
アリスは死にますよ」

「そうですか...」


「皆にも心配かけちゃったな、
本当にごめんなさい」


ママはこの後、
ダウンしてしまいました。

酵素風呂の天国村に到着。


「さて、私はどこでしょう?」


「これもパパの仕業です。
死にかけの犬に、
こんなことして、SOS」


「そこにいます♪」


「見つけた~、アリスちゃん♪
楽しそうだね~」


「酵素かけおとうさん、私を助けて」


「アリスちゃん、
薬なんかに頼っちゃダメだよ」


「自分の力で治すんだ...」




「アリスちゃん、
ウサギ捕まえたよ、たべる?」


「酵素かけおとうさんを見ていると、
なんだか涙が出ちゃう」


「アリスちゃんに、
誕生日をプレゼントしてあげるからね」


患者は、自分のなかに常に、
「秤り」をもつべきなのです。


現代医療は、
よりどりみどりのメニューを
用意してくるけれども...


そして、
かえって患者は以前よりも
迷うようになっているけれども、
惑わされてはならない。

医者の勧めは、
話半分で聞くのがいい。

町の獣医の誤審率は何割か。


アリスが
脳腫瘍だと分かった時、
獣医からは、
脳には抗がん剤が効きません。

全身麻酔を6~8回して、
放射線治療をすれば
半年ほど延命できるかもしれません。

他に手立てがありません。

そう言われてから、
現にアリスは、
無治療で1年5ヵ月も
生きているではないか。


本当の意味で、
犬や猫の命を救っているのは、
ボランティアの人たち
なのかもしれません。


とそんなふうに思う一方で、
やはり本物の獣医さんとも
出会うわけです。




きょうは、
鬼のような形相で一日を過ごしました。


本当に、くたびれました。