ごーるでんレトリィバァ | 続・阿蘇の国のアリス
「阿蘇根子岳ミエール」


「久重山ミエール」


「ミルクロードハシール」






「豆腐タベール」




「シャネール」


「杖立温泉ミエール」


「嫌な予感スルー」




「的中スルー」


「準備スルー」


「覚悟スルー」


「温泉ツカール」




「シャネール」


「なにいってるの?」


目の前に開ける
山頂の風景を眺めました。


日がかげって山々が黒くなってきました。

風も冷たい...


でも、そんなことは気になりませんでした。


「私がずっとアリスの面倒を見るよ」

「頭がおかしくなっちゃって、
オシッコもウンチも垂れ流しになって、
たいへんな介護になるかもしれないよ」


ベッドに横たわり、
スプーンで流動食をたべる
自分の姿を考えました。


きっと暖かな日差しが落ちる
リビングでしょう。

「嬉しいな、望むところよ」

そういうとママが頭に手を伸ばしてきました。


頭を撫でるママの手は
乾いてとても熱かったです。


もし動けなくなっても、
こうしてこのママといっしょに
静かに生きていこう...

そう心に決めました。

「キメール」