白いキツネ | 続・阿蘇の国のアリス
南阿蘇から車で1時間少し走ると、
牧ノ戸峠です。


この峠を越えて、
長者原を過ぎると飯田高原。


ジュジュくんファミリーと
過ごす最後の日は、その飯田高原で
今年日本一になった豊後牛を
たべるところから始まります。


「よいしょっと♪」


「私も降りる♪」


「前にも来たことがあるね...」


「確か、アニマルキョウ子ちゃんも
一緒だった」

注、手前がキョウ子ちゃんです


ジュジュかあさん
「楽しい4日間だった。
もう終わっちゃうんだ...」

アリスパパ
「本当に楽しかった。
アリスもよくがんばったし...」

※農家レストランべべんこ


ジュジュとうさん
「レアの肉、たべてみませんか?」

アリスママ
「いや、私、レアが苦手なんですよ」




アリスパパ
「多分、ぼくは、
高千穂牛と豊後牛、
それに、あか牛のちがいがわかると思う...」

ジュジュとうさん
「それは無理でしょう?
当てられなかったら全部、
アリスパパのおごりだからね」

※豊後牛ステーキ定食


アリスパパ
「いいですよ!」


「きめ細かい霜降りと、まろやかな味♪」


豊後牛焼肉丼






ここからの眺めは絵になりました。


すばらしいジュジュくんとの
写真が撮れました。


「アリスちゃん、好き...」


「言っちゃった~♪」


「また、会いましょう」


旅の終りに、
タデ原湿原を歩きました。

天気は相変わらずさえませんが、
雨は降って来そうにありませんでした。


「パパ、降ろして」


三人で草原を歩きながら、
しばらく写真を撮っていると、
一匹のキツネが現れました。

それは、真っ白なキツネでした。


私たちを見てすぐ逃げてしまいました。


それはぴんと張りつめた
息詰まるような時間でした。


私を見つめている
この白いキツネは、
過去にも未来にも生きてはいない。

そんな時間など存在しない。

まさにこの一瞬、
一瞬を生きていたのでした。


いい風呂の日だったので、
「星生温泉」に入りました。