人生のパズル | 続・阿蘇の国のアリス
秋晴れが続くと...


南阿蘇の私のいる山村は
立ち止まって思わず
見惚れるくらいの
秋の風情になります。


そして、夜になると、
メスを呼ぶオスジカが
高い澄んだ声で
キューンと鳴きます。


その声が
おうちのまわりの山々に
こだまします。


特産のソバの収穫も始まりました。

※「明神そば」さん


この日私は
白川に連れて行ってもらいました。


私はまた、
歩けるようになっていました。


ママとパパはそんな私を見て、
不思議そうに首をかしげています。


「魔法使いのおかげかな」


キラキラと流れる白川に目を向けて、
私はふと思います。


人生って、
まるでジグソーパズルみたい。


出会う人、出会う出来事、
感じる想い。


無数のピースを組み上げて、
一生かけて完成させる
「人生」という複雑な
ジクソーパズル。


どんな破片も、
かけがえのない必要なもの。


たとえそれが、
悲しみや苦しみであっても。




この冬は、
どんな冬になるだろう?


どんな出来事が待っているだろう?


まばゆい流れのきらめきが、
これから待ち受けている
未来のピースたちのように
見えました。


※ホテルグリーンピア南阿蘇まで
英太郎のクリスマスディナーショーの
チケットを買いに行きました。


川は、いつもやさしいわけじゃない。


非情な時も、厳しい時も、
荒れる日もあるけれど。


今日の川は、
私にやさしく微笑んでいました。