空が晴れていたので、
近くの沢に行くことにしました。
あか牛のミンチも持っていきました。
「ピクニック♪ピクニック♪」
「ピクニック♪ピクニック♪」
「着いた~♪」
「水飲み放題~!」
「まだ、飲んでる...」
「アリス、ミンチ食べる~!」
「300g、足りるかな」
「今度から、500gにしてください」
「また、水を飲みます」
「涼しいな」
九州一の川、
筑後川は全長143km
となっていますが、
地元で筑後川と呼ばれているのは
そのうちの下流65kmです。
志賀瀬川→杖立川→大山川→三隈川→筑後川
この川は出世魚のように
名前を何度も変えるのです。
明治22年7月、
大正10年6月、
昭和28年6月に起こった洪水を
筑後川三大洪水と呼んでいますが。
なかでも昭和28年の洪水は、
死者147人に及ぶ甚大なものでした。
パパのお婆さんもこの時
川に流されたのですが、
偶然銀杏の木に引っ掛かって
助かりました。
その、「人助けの木」は大木となって、
今でも筑後川を見下ろしています。
パパには筑後川の
忘れられない風景があります。
春らんまんの筑後川は、
川の両側の広い土手に
菜の花のカーペットが
ずっと続いていて...
風が吹くと、
土手向こうの桜の花びらが
菜の花のそれと入り混じって
川を舞うのだそうです。
それはそれはきれいだそうで...
私も一度は見たかったな。