旅の終わり | 続・阿蘇の国のアリス
一泊二日の旅を
5回も書いてしまいましたが、
今回が旅の最終回です。


長い旅になってしまいましたが、
よかったら、お付き合いください。


黒川温泉からは、
瀬の本高原にある
「シェ・タニ」さんへ行きました。


そこで、
ジュジュかあさんともなか親分は、
名物のバームクーヘンを
お土産に買いました。




隣の
「ティー&ハーブティ36」さんは、
パパのお気に入りです。




一番人気は、
「chams tea36」、
パパも毎日飲んでいます。


そして、
私たちが最後に遊んだのが、
「平野台高原」でした。


「アリス、待たせたね。
さぁ、みんなと一緒に遊ぼうか」

「うん...」


「ジュジュくん、いいところでしょう」


「うん、いいところだね」


「アリスちゃんが元気だった頃に
一緒に走りたかったな」


「どこまでも、見えなくなるまで」


もなか「あんず、待てー!」


ちょっとした事件が起こったのは、
ジュジュかあさんが
ジュジュくんからほんの少し
目を離した隙でした。


ジュジュくんが
イノシシのヌタ場を見つけ出し、
遊んでしまったのです。

「ドロリンチョ♪」


「イノシシに変身したかったんだ」


パパはすぐにジュジュくんを
近くの筑後川源流へと案内しました。


「ジュジュくん凄いよ。
ジュジュくんは遊びの天才だね」


私は少しづつ、
ジュジュくんのことを
尊敬し始めていました。


「アリスちゃん見てて、
今度は川に飛び込むから!」


「ドボンチョ♪」


「どうだった、飛び込み?
今度はぼくに魚取りを教えてくれるかな」


そうか、
ジュジュくんはわざと、
泥んこになったり、
川に飛び込んだりしてたんだね。

私に元気になってほしいと願って...。


ありがとう、ジュジュくん。


みんなもありがとう。


何だか元気が出て来たよ。


ママ、パパ、約束どおり、
旅に出たら元気になったよ。


クリスマスも迎えられそうだよ。


メリークリスマス!
ジュジュファミリー、
もなかファミリー。


ぼくたちの夢だった
愛犬との一泊旅行が叶いましたね。
皆さんがそれを楽しんでくれたことを
感謝しています。


アリスは今、
隣でスヤスヤと眠っています。


時折うれしそうに尻尾を振って、
大きく息を吸いこんでます。


きっと、夢の中で、
ジュジュくんに魚取りを
教えているのでしょう。

「ジュジュくん、右、岩に隠れた」