黒川温泉散策 | 続・阿蘇の国のアリス
ここは、どこ?
ママに抱きしめられているうちに、
いつのまにか眠っちゃった。

そうか...
小田温泉の「花心」さんだったね。


「おはよう、アリス。
朝ごはんにいってくるね」


「うん。私は鳥の声を聞いてくる」


「あっ、ジュジュかあさんだ。
野良犬のモモと会話してる。
ジュジュかあさんは本当に、
生き物に優しいんだね」


花心さんを出た後も、
旅は続きました。


一行が最初に向かったのは、
小田温泉から車で10分程の
「黒川温泉」でした。


「いご坂」を下りながら...


ジュジュくんと
もなかくんとあんずちゃんは、
「田の神様」に尻尾を振りました。


ジュジュとうさんとにせモンは、
「風の舎」で「入湯手形」を買って、
楽しみにしていた
日本一の露天風呂めぐりへ。


まずは、黒川温泉のドン、
後藤哲也氏がノミと金づちで
つくった洞窟風呂から入りました。


他の5名と3匹は、
温泉街を散策しました。


パパは「来風」さんで見つけた
クリスマスリースを買いました。




ジュジュくんは
「地蔵堂」の前で、ハイポーズ。


ママは「顔湯」で
きれいになろうとしましたが...


やっぱり、なれませんでした。




ジュジュかあさんは
金縛りに遭わないよう、
「足湯」に入って、
ジュジュくんと温泉卵を食べました。


これは、パパの足。


もなか親分は、
「あんずがいうことをきかないときは、
横腹を蹴って!」と、
ジュジュかあさんに指図しました。

本当は我が子のように
大切にしているくせに。


ジュジュとうさんとにせモンの
二つ目の露天風呂は滝の湯...


三つ目の露天風呂は、
幽谷の湯でした。




ジュジュとうさんとにせモンが
温泉から上がった後は、
皆でカレーを分けて食べました。




人生のいく末が、
あらかじめ運命で決まっている
という人がいます。


はたしてそれは、本当でしょうか。


アリスとママが
病気になってからというもの、
ぼくはそう思えなくなってきました。


もしそうであるなら
日々夢を抱いて懸命に生きている人に
虚しさを与えてしまうのでは
ないでしょうか。


運命が人のいく末を決めるのではなく、
人との出会い、人の情愛が、
その人に何かを与えるのだと
ぼくは思います。


運命は変えられるものだと
ぼくは信じています。

「そうだよね、アリス」