クリスマスの準備 | 続・阿蘇の国のアリス
ママとパパの一日は、
私の体調で決まるようになりました。

「ヤキトリ?おはよう」


「コッコッ、アリスちゃんおはよう」


「数日、見なかったから、
タヌキのイエヤスに
食べられたかと思ったよ」


「ところでヤキトリ、何食べてるの?」


「無肥料、無農薬の七分米...
パパがママにかくれてくれたの」


「ゆっくり食べていいよ。
イエヤスがこないか、
見張ってるから」

「夜じゃないからこないよ」


私の体調も良さそうなので、
バナナのようなフンをしたら、
旅が始まりました。


「お空の和子ばぁちゃん...
バナナ出たワオンよ」


車は、「グリーンロード」を通って、
やがて街に出ました。


途中、西原村の草原で一休みしました。

「ねぇパパ~!
みんなが私を
元気にしてくれてるみたい」


「きっとそうだね!」


「よかったね...」


すぐそばのお花畑には、
ヒマワリの花にかわって
ナノハナが咲いていました。




これから、
冬が始まるというのに...。


別の場所では、
ヒマワリの花も、まだ咲いていました。


街のショッピングセンターに着くと、
ママとパパは予定していた
買物をしました。


トイレ用品に...


お風呂用品...


そして...


クリスマスグッズです。


「アリスといっしょに、
クリスマスが迎えられますように」


そんな願いを
込めているうちに、
予定よりたくさん
買ってしまったようです。