僕は離さない | 続・阿蘇の国のアリス
目が覚めて、
モンキーバナナようなフンをしたら...


旅の始まりです。


「だんでぃらいあんさ~ん♪
大好きなバナナのようなフンを
片づけといてくださいな~!」


途中、ママたちは、
三愛レストハウスで
バイキングを楽しみました。

「牧草おいし~い♪」


「どこに行くの?」

「高塚愛宕地蔵様のところよ」


「もう着いちゃった」


どうやら、
みんなでわたしのことを、
お祈りに来たようです。


手水をしてからお祈りしました。


「もう少し生きられますように...」


パパに常香炉の煙を
あててもらいました。


お梅に階段は抱えてもらいました。


そしてママには、
願い事を貼ってもらいました。


「髄膜腫が小さくなりますように」


「鐘の音がこわいの...」


ありがとう。

僕のところに来てくれて、
本当にありがとう。


僕はなんとありがたい日々の中に
いたことだろう。


当たり前に思っていたことが、
なんてありがたい経験だったのだろう。


僕は離さない...


死んでもお前を離さない。