わたしたちは、
「峰寿司」さんで食事をした後、
山犬に会いにゆきました。
「ハイエナ、リカオン、
ジャッカル、出ておいでー!」
ママが3匹の名前を呼ぶと、
ハイエナとリカオンが現れました。
ジャッカルを待っていると、
雨は本降りになってきました。
深い森の木々の間を
霧が生き物のようにうごいてゆきます。
わたしたちは、
ジャッカルを待ちきれずに
その場を後にしました。
その日の深夜...。
パパは冠水した道路に
車で突っ込み、
動けなくなりそうになりました。
翌朝、
避難しているにせモンから
突然、電話が入りました。
「きのう、
パチンコで3万勝ったから、
きょうの夜、
居酒屋にいきましょう。
じゃあ、あとで!」
「また、一本さんに来ちゃいましたね」
「きょうは、僕のおごりなんで、
遠慮してくださいね。
2万円内でお願いします!」
「は~い♪」
「これ、父の日のプレゼント」
「ありがとう、イケメン店長」
只今、ジャスママさんと会話中。
「学校がんばって!」
「ジャスママさんに会いたいです」
「計算してください」
「......」
「2万越えた...」