阿蘇野草園 | 続・阿蘇の国のアリス
きょうのお昼ご飯は、
高森町の
「四季見茶家」さんでした。


「こんにちは。
被害はなかったですか?」


先代のご主人とママは、
同じ時期にガンを患い
お互い励まし合って
闘ってきましたが、
昨年の年末、ご主人は
亡くなってしまいました...。


その後、
元気なお孫さんが誕生しました。


近くには
「阿蘇野草園」があるので、
食後に散策しました。


落葉広葉樹を抜けると、
夏草の匂いがしました。




この旅で、ちょっとした
エピソードがありました。


カラスがわめきながら、
わたしの頭上に
迫ってきたのです。


しかしとっさに、
パパがカラスの
鳴き真似をすると、
なぜかカラスは、
飛び去っていったのでした。


椅子の上に腰かけ、
しばらくぼんやりしていると、
少しだけ気持ちが楽になりました。


きっと、
ここから眺める
根子岳の姿が、
あまりにも美しかったからでしょう。




背後にはラクダ山も見えます。


阿蘇の暮らしに憑かれ、
この地にやってきた
さまざまな人々ー。

それらの無数の人々が
この阿蘇の自然と関わりながら、
夢破れ、挫折し、また進んできた。


こうして、
風の音に耳をすませていると、
そんな人々の足音が
聞こえてくるような気がしました。