明かり | 続・阿蘇の国のアリス
午後8時...


阿蘇市に隣接する
竹田市から帰って来ると、
我が家から明かりがもれていました。


夜7時には、
発電機車によって、
電気が送られていたのです。


その瞬間、
ありがたさと申し訳なさで、
胸が詰まりました。






まだ、多くの人々が
命の危険にさらされているからです。




我が家に入って、
久し振りにパソコンを開き、
メッセージを読むと、
また、涙が流れました。


心配してくださって
ありがとうございます。


しかし、
それもつかの間...


20時42分、
またもや、震度5弱の
地震が起こりました。


僕たちはダウンを着込み、
再び車に乗り込むのでした。

ほんの一瞬、
自分が今どこにいるのか
わからなくなっていました。


その時、
竹田市は震度5強でした。




「人間がどれだけ
想いを寄せようと...


このままメチャクチャに
なってしまうのかなあ...」