大宰府を歩く2 | 続・阿蘇の国のアリス
宰府うどんと
梅ヶ枝餠を食べて
お腹一杯になった一行は、
境内への入り口にそびえ建つ
中世の鳥居をくぐり...


いよいよ、
過去・現在・未来を表す
3つの神橋
(太鼓橋・平橋・太鼓橋)
にさしかかりました。

30年前、
ママとパパが初めて一緒に
太宰府天満宮に来た時、
ママが未来を表す太鼓橋で
転んでしまった場所です。


「危ないから手をつなごう!」

あの時、
雨で濡れた急こう配の
太鼓橋を心配して、
せっかくパパが
手を差し出したのに...
ママは大丈夫といって
断ったのでした。

...今度はふたり
手をつなぎ合って、
未来の橋を無事に
渡りきりました。

ぶたモンは体重オーバーのため
足をひきずりながら渡りました。


「大宰府天満宮」は...


延喜3年(903)に、
大宰府で没した道真の亡骸を
牛車に乗せて運んでいると...


牛がこの地で
動かなくなったため、
ここを墓所とし、のちに
社殿が建てられたのが
はじまりです。


境内には
約200種6000本の梅が
順次咲き誇っていて、
今が見頃となっていました。


御神木の「飛梅」は
開花が最も早く1月下旬だそうです。




柔らかい日差しの中、
ぼんやりと梅を眺めていると、
ママの記憶がやけにはっきり
よみがえってきました。


そういえば30年前...
だざいふ遊園地のゴーカートに
乗りたいってパパにいったら...


そんなもん乗るかって
パパが答えたから、
ふたり大ゲンカになっちゃって
帰りの西鉄電車では
口もきかなかったけな...。


「今ではそれもいい思い出です」

ママは真田幸村の兜をかぶると
懐かしそうに笑いました。